トップ Companies くまもと経済EX 2007 安心と信頼の基盤を築き、 新時代の総合レンタルを目指す
くまもと経済EX 2007

熊本の明日を拓く未来創造企業の戦略

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電力・運輸・建設・不動産
安心と信頼の基盤を築き、 新時代の総合レンタルを目指す
三和リース
確かな技術と品質を提供する建設業の“ベストパートナー”
下益城郡富合町の本社
下益城郡富合町の富合機材センター
 創業34年の確かな技術と信頼で、新時代の総合レンタルを目指す下益城郡富合町の建設資材リース業・三和リース梶B1972年の創業以来、その時々のニーズに応えながら商品アイテムを広げ、建設用仮設材、建設機械類、ユニットハウス・トイレ、備品、その他のレンタル及び販売を手がける総合レンタル業として、県内トップクラスの実績を誇っている。公共工事の減少などによりリース業界も厳しい環境が続くが、同社では豊富なラインナップと経験、ノウハウをベースに、プロとして使命感を持つ企業が納得のいくサービスを提供する建設業の“ベストパートナー”としての信頼を築き、07年3月期決算の売上高は、前年比3.6%増の35億1500万円を達成した。また今年6月には、長年、営業畑を歩んできた塚本利次専務が社長に就任。塚本社長は「社員の満足度向上を図ると共に、安心と信頼をいただける建設業界のパートナーとして、質の高いサービスの提供に心がけていきたい」と抱負を語り、地元・熊本における信頼性の確立、より質の高いサービスの向上に努めている。
幅広いネットワークで抜群のフットワークを発揮
中小企業大学校(人吉)
 確かな技術と品質、質の高いサービス提供で県内トップのレンタル・リース業としての基盤を築いてきた同社が、最も重視するのが営業の姿勢と幅広いネットワーク。同社では、社員教育の徹底や情報の共有も密に行いながら、営業スタッフ一人ひとりがプロとしての意識を持たせることで、この道のスペシャリスト、また業務のコンサルタントとして、取引業者との密接な打ち合せをもとに、同社で取り扱う多種多品目の商品から取引先に最適な機材・リース期間を的確に判断。その手配から搬入まで、作業をより円滑に進めるためのリースプログラムを作り上げている。
 また県内に8カ所(空港通、阿蘇、菊池、八代、天草、人吉、水俣、荒尾)の営業所と、富合・城南の2つの機材センター、県外には大牟田、佐賀に支店を開設。この幅広いネットワークを生かし、多方面に広がる各現場とのやりとりや手配・搬入を行いながら、抜群のフットワークを発揮。クレーム等の対応も案件ごとに担当部署への早急な連絡と対応を行っており、こうした細やかなサービスと幅広いネットワークが長年の信頼につながっている。
 また技術・品質面についても、レンタル及びリースで提供する商品を会社の「宝」と位置づけ、いつ、なんどきでも取引先の要望に沿って使用できるよう日々、同社のエンジニアが点検整備を徹底している。さらに安定した品質の製品やサービスを提供するのは組織の使命との観点から、国際規格ISO9001を認証取得。製品の品質保証と社内組織についても効率よく運営し、体系的で透明性のある方法で品質マネジメントシステムを指揮・管理・運営している。また同社の基本方針のもと、リース・レンタル業を通じて、取引先の満足を得られる品質を提供すると共に、品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善し、地域社会への貢献を目指している。
シンジケートローン、ABLで事業基盤のさらなる確立へ
 また信頼性の向上へとつなげる事業基盤の強化にも積極的に取り組んでいる。今年4月には、ふくおかフィナンシャルグループ設立以後、第1号となる福岡銀行・熊本ファミリー銀行の協同アレンジャーによる16億円のシンジケートローンを組成。これによる資金調達の多様化と財務コストの削減・効率化により、さらなる事業基盤の確立、事業拡大に生かしている。さらに、昨年6月には、事業資産を担保とした新しい融資手法である「三行協調型のアセット・ベースト・レンディング」を実行。アセット・ベースト・レンディングとは、在庫や売掛金を担保とした極度融資枠を拡張する取り組みのことで、同社では今後、資材調達の手段として有効に活用することで、さらなる事業拡大を図っていく方針だ。
使って安心、借りて満足。技術と品質で応える信頼の三和リース
塚本 利次 社長
 事業基盤の確立や徹底した品質、サービスの向上に努め、県内リース業において確固たる信頼を築く同社。「創業以来、常に最良のレンタル、リースシステムを提供することで確かな信頼関係を築いてきたが、時代は単に商品を供給するのではなく、サービスの質の向上、真の意味での利便性が求められている」と塚本社長。同社では05年度より経営の効率化や労働環境の整備、事業基盤の強化に向けた3カ年計画に取り組んでおり、今年度はこの最終年度となる。塚本社長は「来年は創業35周年の節目。これに向けた3カ年計画の達成のため、全社員が全力で取り組み、より信頼性の高い三和リースを築いていきたい。『使って安心、借りて満足。技術と品質で応える信頼の三和リース』という当社の使命感を再認識し、事業基盤や社員の満足度、より質の高いサービスの提供など、安心と信頼を提供できる総合レンタルを目指していきたい」と熱い思いを語った。同社は創業35周年の節目に向けて、さらなる安心と信頼の基盤を築き、新時代の総合レンタルを目指している。


塚本 利次 社長
つかもと・としつぎ 1952(昭和27)年4月4日生まれ、55歳。天草市松島町出身。75年三和リース鞄社、95年取締役営業部長、04年常務取締役、06年10月専務取締役
企業DATA
[所在地] 〒861-4142 下益城郡富合町杉島586
[TEL] 096-320-0071
[FAX] 096-320-1754
[資本金] 4860万円
[設立] 1974(昭和49)年4月
[事業内容] 建設機械器具、仮設資材のリース事業及び、クサビ式一側足場等の施工
[年商] 35億1500万円(07年3月期)
[代表者] 塚本 利次 社長
[従業員] 138人
[URL] http://www.sanwalease.jp
[関連企業] 九州環境機材梶A中央プレハブ

[採用情報]
●募集要項:営業スタッフ、設計スタッフ
●問い合わせ先:本社 096-320-0071
※この記事内容は、くまもと経済EX:2007年7月1日発行分の掲載内容です。