トップ Companies くまもと経済EX 2006 企業プロモーション提唱し着々と「強い企業」づくり手掛ける
くまもと経済EX 2006

熊本の明日を拓く未来創造企業 100の戦略

■製造・農業  ■電力・運輸・建設・不動産 
■情報通信・ICT関連  ■金融・保険・卸・流通・小売  ■ホテル・飲食・サービス  ■医療・福祉・医療関連・教育 
情報通信・ICT関連
企業プロモーション提唱し着々と「強い企業」づくり手掛ける
潟Xリーアイプロモーションズ
進化するウェブ環境に対応し 顧客の業績向上に貢献するHP 提案
質の高い企業プロモーションのため。ミーティングにも熱が入る
ウェブ製作、グラフィックデザイン、CM 製作など、主にインターネット関連事業を柱に、企業ブランディングやプロモーションなど幅広いフィールドで事業を展開するスリーアイプロモーションズ(熊本市江越1 丁目、佐藤彰社長)。平均年齢30 代半ばと、若いスタッフで構成するも、先進的な発想と提案力で順調に成長を続けている。ウェブ製作では200 件以上に携わり、県内企業でも屈指の実績を持つ。同社の業務に共通していることは、関わった顧客の業績アップを図るということ。ウェブ製作に関しても、顧客の商品あるいは企業イメージが“売れる”工夫を提案する。年々目覚しい進化を遂げるウェブ環境では、従来のウェブ製作者が作り上げたもので完結するのではなく、サイトの持つ情報や機能を外部のサイトやソフトウエアなどから参照したり呼び出すことで、利用者などが新たなコンテンツやツールを作り上げていくようになっている。ブログなどがその一例であるが、同社でも高い技術といわゆるWeb2.0 的な発想で顧客の要望に応える提案を心掛けている。そのほか、“Ya h o o ”や“Google ”といった検索エンジンでクライアントのホームページが上位表示されるような「SEO 対策」などを打ち出し、実際に結果を出している。検索率の高い「熊本」「住宅」のキーワードや、「熊本」「ラーメン」のキーワードで検索するといずれも同社が手掛けた企業のホームページが1〜10 件目に表示され、アクセス数の増加に結び付け業績向上に一役かっている。
地域活性のシステムづくり キーワードは「ローカルto ローカル」
200社を超えるウェブ製作の実績を持つ。進歩するウェブ環境に対応した、レベルの高い商品提供を心掛ける。
 また、これまでの実績を生かして、1企業に限定しない地域活性の仕組づくりを試みている。キーワードは「ローカルto ローカル」、地域住民と周辺の企業や店舗を結びつけるような仕掛け作りだ。例えば、店舗に関連する記事やコラムと共にウェブアドレスのQR コードを掲載したフリーペーパーを店内に設置。消費者はアクセスすることでクーポンなどの特典を手に入れられるほか、紙媒体では間に合わない最新の特化情報を得ることができる。一方店舗側は、地域住民の購買動向などのデータを集積でき、よりニーズに合った商品構成を組み立てられる。これ以外にも、地域スーパーのチラシを一同に集めたポータルサイトの構築なども視野に入れており、新聞や電波では補えない新しい情報提供の環境づくりを模索している。
 また、企業成長のための、様々なコンテンツ提供などを通じて得たノウハウを生かし、同社ではコンサルティングやブランディングに関しても取り組む。飲食業や中古車販売、旅館業など、様々な業種を手掛けており、顧客からの評価も高い。今年に入り、黒川温泉にある旅館のブランディング作りに携わっている。以前の団
体客中心から、少人数単位での利用へシフトしつつある傾向から、利用者の視点に立った宿の雰囲気づくりやサービス内容、宿で利用する小物に至るまであらゆる面に置いて見直しを図った。料理に関しても、腕利きの料理人による付加価値の高い、旬の小皿料理を提供するなど細部にわたり改革を進めている。年間売り上げ増を目指し、クライアント先と二人三脚で奮闘中だ。
飲食店「雪村(せっそん)」 パッケージ化し香港にFC1 号店
飲食店「雪村」では、串皿料理という新しい食の形を提案する。
佐藤 彰社長
 新しい試みとして昨年、飲食店の企画、開発、経営をする潟Cンショックジャパンを立ち上げ、福岡市中央区に第一号店「雪村(せっそん)」をオープンした。同店にはスリーアイプロモーションズで積み上げた、多くの店舗コンサルタントやプロモーションから培ったノウハウを反映させている。料理は、鳥身や牛、豚などを鉄串に刺して焼き上げ、特性のソースなどで食べる。焼き鳥などのいわゆる“串料理”を“串皿料理”という新しい食の形としてフランスの4つ星ホテルでグランドシェフを経験した料理人が提供。ワインを片手に串料理を楽しむ、スタイリッシュな形を提案している。素材は、熊本コーチンや梅のエキスを与えて育てられた天草
梅肉ポーク、フォアグラなどバラエティーに富んでいる。また、農家直送の有機無農薬野菜などを用い、安心、安全さも全面に出すなど、消費者のニーズやマーケティングなどによる様々なデータから店作りを進め好評を得ている。インショックジャパンでは、次の段階として、「雪村」のメニューや運営マニュアルなどをパッケージ化しフランチャイズ展開を図る。既に今年の8月に香港中心部でFC1号店のオープンが決定。香港では根強い日本料理人気があり、同社やFC オーナーも自信を見せる。1年半以内に香港2店舗、マカオ1店舗の出店も計画しており国内を含め今後の展開が大いに期待される。
企業DATA
[所在地] 〒860-0384熊本市江越1-18-1ライズ平成桜通り1F
[TEL] 096-322-8110
[FAX] 096-322-8112
[資本金] 1100万円
[設立] 1998年
[事業内容] 〔ビジネスプロデユース〕ビジネスモデルの企画・開発、マーケティングモデル構築、企業再生プロデュース、広告代理業務〔コンテンツプロデュース〕インターネットコンテンツ企画・制作、CI・VI企画・制作〔フードビジネスコンサルティング〕レストラン企画・運営
[代表者] 佐藤 彰社長
[従業員] 21人
[URL] http://www.iiip.co.jp
[出先] 福岡オフィス 〒810-0041福岡市中央区大名1-12-38岩戸やビル1F
[関連企業] 潟Cンショックジャパン

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※この記事内容は、くまもと経済EX:2006年7月1日発行分の掲載内容です。