熊本の明日を拓く未来創造企業の戦略

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飲食・サービス

大型二輪教習開始から今年で10周年楽しみと共にルールとマナーが身につく教習所

寺原自動車学校

ＳＤカード取得までが自動車学校の責務

　毎年3000人以上の卒業生を輩出し、教習車数・インストラクター数ともに県内トップを走り続ける寺原自動車学校（熊本市壺川2丁目、片桐英夫社長）。指定自動車教習所という社会的に大きな責任と役割を担っている事業活動を全うするために、全職員が高い志を持ち日々の業務に全力投球している。
　飲酒運転による死亡事故が社会的な問題になり、自動車の運転モラルを考えさせられている今日。同社では、「エンジョイ！ルール＆マナー」をモットーに、楽しみと共にルールとマナーが身につく教習所を目指している。在校時にしっかりとした教育をすることは基より、卒業後のフォローも大切にしている。初心運転期間である一年間は自動車学校の責務と考え、無事故無違反者の証であるＳＤカード取得までを見守っている。
　お客さまに支持されている理由には、顧客が求めるシステムをいち早く導入していることもある。若いお客さまがターゲットになるため、インターネットや携帯電話からの２４時間教習予約システムや学科教習の復習・フォローのためのシステムもある。県内で初のＲＶ教習の導入や大型二輪教習のハーレーダビッドソン採用。また、ビックスクーター教習には人気車種を多数揃えた。教習コースも短期取得のための「ファーストクラス」など、お客さまの多様化するニーズに耳を傾け、システム改善を迅速に行っている。

片桐英夫社長
かたぎり・ひでお　熊本市坪井出身。1964（昭和39）年12月29日生まれの42歳。済々黌高校‐明治大学政経学部卒。グループ会社の酒井建設工業（株）の専務も兼務。趣味は読書、野球観戦（グループ会社の試合の応援）、水泳、バイク

10年間で大型二輪卒業生3000人を突破

　大型二輪教習を全国で一番組に開始して今年で10周年の節目の年。「超難関だった大型二輪免許が自動車学校で取得できると受講生が殺到したことを今でも覚えています」と当時を振り返る。社長自信も大型二輪免許を持ち、ハーレーダビッドソンとＨＯＮＤＡＣＢＸ1000の2台を所有しており、大型二輪への想いは人一倍強い。教習に憧れのハーレーダビッドソンを導入したり、お洒落な二輪専用の教習室を設けたり十分過ぎるサービスを行い、これまでに3000人以上の卒業生を輩出した。その10年前の卒業生を対象にした同窓会イベントを今年4月に開催。10年の歳月は経ったものの、バイクへの熱い思いは今でも健在だった。10月にはこれまでの卒業生によるバイカーズミーティングを計画中で、次の10年を見据えた大切な一年と位置づけている。

イベントを通して地域への貢献

　地域への貢献を目的に春と秋の年2回開催し、毎回5000人以上が来場するマンモスイベント「テラバルファッションストリート＆フリーマーケット（通称＝テラバルフリマ）。今年春の開催で11回目を数え、年々グレードアップしている。フリーマーケットには、若者を中心に200店舗が出店。恒例のダンスパフォーマンス大会では、日頃の練習の成果を発揮している。学生野球大会「寺原杯」は24回目で12年間続いている長寿イベント。今春の大会には、60チーム以上が参加。野球という団体スポーツを通して、友情や責任感、そして時間厳守、協調性を養い、勝敗以外でも学生を大きく成長させる機会である。どちらのイベントもルールの範囲内で工夫を凝らし、おもいっきりイベントを楽しみながら青少年の健全な育成を狙っている。

九州、県内でも敵なしの最強チーム

　同社の軟式野球部は、昨年一年間公式戦（熊本市民親善野球大会、熊本市民早起き野球大会、おはよう野球大会、読売トウヤ杯野球大会）無敗の完全制覇という輝かしい記録を達成した。讀賣旗争奪九州・山口大会も制し、熊本、そして九州で敵なしの強豪チームに成長した。その要因は、片桐会長・社長、そして職員、選手が一致団結する姿にある。早朝にも関わらず、応援に出向き選手たちを盛り上げる。それに選手が応える。一番になるための執念や目標達成に向けて一丸となることは、社業にも生かされており、仕事とスポーツを両立している。

企業DATA

[所在地]　〒860-0076 熊本市壺川2-3-78

[TEL]　096-353-2111・0120-111-222

[FAX]　096-322-0151

[設立]　1971（昭和46）年6月

[代表者]　片桐英夫社長

[従業員]　87人

[URL]　http://wwwterrabal.co.jp

[関連企業]　酒井建設工業（株）ほか

[採用情報]

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※この記事内容は、くまもと経済ＥＸ：2007年7月1日発行分の掲載内容です。