トップ Companies くまもと経済EX 2008 最高水準のデータ復旧技術 「Wn Disk Rescue」を全国に展開
くまもと経済EX 2008

熊本の明日を拓く未来創造企業の戦略

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情報通信・ICT関連
最高水準のデータ復旧技術 「Wn Disk Rescue」を全国に展開
鰍ュまなんピーシーネット
人の心を救うデータ復旧技術へ
クリーンルーム内でのハードディスク開封作業
 あらゆるデータのデジタル管理が主流となり、パソコンやサーバーなどの突発的な故障、あるいは災害による被害などは、企業経営にとっても甚大な影響を及ぼしかねない。
 データ復旧の専門施設、鰍ュまなんピーシーネット(熊本市江越1丁目、浦口康也社長)は、パソコンやデジタル機器の突発的な故障、人為的なミスにより消失したデータを復旧するデータリカバリサービス「Win Disk Rescue」により、こうした深刻な被害から多くの危機を救っている。
 「Win Disk Rescue」は、ハードディスク、USBメモリ、DVDなどあらゆる記憶媒体に対応した、高度かつ先進的なデータ復旧の技術ブランドとして、全国に発信。国内最高水準の技術として高い評価を得て、現在まで中央省庁や県外大手企業をはじめ、全国からデータ復元の依頼が舞い込んでいる。さらに06年度には、熊本県の表彰制度「くまもとITサービス表彰」において「先進的ビジネスモデル部門」を受賞。『データ復旧で人の心を救う』をテーマに、多くの危機を救ってきた同社の先進的な事業と高度な技術力は、県内外で高く評価されている。

浦口康也社長
うらぐち・やすなり/八代郡氷川町(旧竜北町)出身。1970(昭和45)年12月22日生まれ、37歳。八代東高校卒業後、12年間大手家電メーカーの技術員として従事、30歳で独立し、くまなんピーシーネットを個人創業、翌年有会社に法人化、社長に就任。趣味はバイク、読書
国内最大のIT専門EXPOに3年連続出展 「救う」から「守る」まで一体的に提案へ
東京ビッグサイトで開かれた国内最大のIT専門EXPO「データストレージEXPO」に出展
 国内最高水準のデータ復旧技術として全国に発信する同社。5月14〜16日には、東京都江東区の東京ビッグサイトで聞かれた「データストレージEXPO」に出展し、全国から会場に訪れた来場者らに注目を集めた。
 同展示会は、同時開催の8つの専門展を含め、全国から約1600社が集まった国内最大のIT専門EXPO。同社では一昨年より3年連続の出展となった。今回は、データリカバリサービス「WinDisk Rescue」を中心に、ハードディスクやCD・DVDなどマルチな記憶媒体に対応できる最高水準のデータ復旧技術・サービスなどを紹介。また輸送時も含めた機密情報管理をさらに徹底させた新サービス「データセーフティプラン」なども、情報管理体制を強化する大手企業などから注目を集めていた。
 さらに今回は、昨年9月に「WinDisk Rescue (WDR)東京サービスセンター」を開設したKDIソリューション(東京都渋谷区、菊池文武社長)とのコラボレーションによりブースを併設。「データを救う」、「データを守る」をコンセプトに、同社の国内最高水準のデータ復旧技術「Win Disk Rescue」と、KDIソリューションの高性能バックアップ装置「datasaver(データセーバー)」を使ったデモンストレーションなども行い、データ復旧から保守・管理までをトータルで提案するプレゼンテーションを行った。両社ブースには、ストレージや組込み系などの専門メーカーをはじめ、全国から訪れた来場者らに注目を集めた。
東京、山口にサービスセンター開設 全国に広がるデータ復旧サービス
このほど取り扱いを開始した高性能バックアップ装置「datasaver」には「Win Disk Rescue」のロゴが入る
 全国から依頼が舞い込む中で、依頼が集中する関東圏の窓口として、昨年9月に東京都渋谷区に開設した「WinDisk Rescue (WDR)東京サービスセンター」。今回のセンター開設は、バックアップソリューションなどを展開するKDIソリューション鰍ニの業務提携により、初のサービスセンター(SC)の開設が実現。センターは、KDIソリューション内に開設され、データ復旧を依頼する受付窓口となるほか、東京都内での障害メデイア回収サービスなども行うサービスセンターとして機能している。
 さらに今年3月には、山口県下関市に「WDR山ロサービスセンター」が開設。データの消去や保守・管理などを手がける潟Gスコム(同、山田正和社長)との協力により、同社内に開設したもので、中国地方、北九州エリアを拠点とした窓口として機能するサービスセンターが実現した。
 浦口社長は「今回のサービスセンター開設は、協力をいただいている各社より弊社の技術を高く評価していただき実現したもの。今後も、全国各地で当社のサービスをご利用されるユーザーの利便性を考えて、全国の主要都市などに同様のサービスセンターを開設していきたい」と話している。
〜データ復旧から保守・管理まで〜 データストレージにおける幅広い情報提案へ
 今回、データストレージEXPOにおいて、データ復旧から保守・管理まで一体的なテーマでのプレゼンテーションを行ってきた同社。さらに、同社では今期から、KDIソリューションとの業務提携により、高性能バックアップ装置「datasaver(データセーバー)」の取り扱いを開始。装置には「Win Disk Rescue」のロゴが入るなど同社とのコラボレーションモデルとして取り扱いを開始した。これにより、データ復旧だけでなく、保守・管理まで企業などにおけるデータ管理に関して総合的に提案できる体制を整えている。
 「熊本で生まれたデータ復旧技術を全国に発信していくと共に、今後はデータ復旧から保守・管理まで一体的に提案できる体制を整えながら、データストレージにおける幅広い情報提供を行う専門施設として全国に展開していきたい」と抱負を語る浦口社長。同社の技術ブランド「Win Disk Rescue」は全国的な技術ブランドとして躍進すると共に、データストレージにおける総合提案施設としても新たな展開が始まっている。
企業DATA
[所在地] 〒860-0834熊本市江越1-6-5
[TEL] 096-373-2213
[FAX] 096-373-2214
[資本金] 1,000万円
[設立] 2002(平成14)年6月
[事業内容] データリカバリ事業圈n Disk Rescue(ウィン・ディスク・レスキュー)」、データ復元設備の開発
[従業員] 9人
[URL] http://www.kumanan-pcnet.co.jp
[E-Mail] info@kumanan-pcnet.co.jp

[採用情報]
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※この記事内容は、くまもと経済EX:2008年7月1日発行分の掲載内容です。