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くまもと経済EX 2006

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医療・福祉・医療関連・教育
「熊本学園大学ルネッサンス」により九州屈指の 学部教育可能な環境を整備
熊本学園大学
64年の歴史に受け継がれる建学の精神
熊本市大江2丁目のキャンパス
 熊本学園大学の歴史は、1942年の東洋語学専門学校の開学からスタートする。45年に熊本語学専門学校と改称後、50年の熊本短期大学設立を経て54年に熊本商科大学を設立。94年には熊本商科大学と熊本短期大学を統合し、熊本学園大学と名称を変更し現在に至っている。その64年の歴史の中で「自由闊達」「師弟同行」「全学一家」の建学の精神は脈々と受け継がれ、先を見据えた教育と研究を展開し九州屈指の文系総合大学となっている。これまでに約7万9千人が学び、社会の要請に応える人材を輩出してきた。九州中南部の拠点都市である熊本において進化を続ける同大学の、教育機関としての意義と存在感は益々強まりを見せている。
実学ベースの教育体制で国際社会に通用する人材育成を実現
熊本学園大学では、新たな伝統と価値の創造をめざして「熊本学園大学ルネッサンス」を進行中。その取り組みの一つとして、社会と学生の動きに対応し進化し続ける教育体制が挙げられる。06年度から経済学部に「リーガルエコノミクス学科」が、社会福祉学部に「子ども家庭福祉学科」がそれぞれ新設され6学部13学科に、また大学院は6つの修士課程と5つの博士後期課程をもつ新体制を確立し九州でもハイレベルな学部教育を実践できる教育環境を整えた。大学院の充実により、担当教員が学部学生の指導にあたることができ、必然的に学部教育が向上し、「国際規格の職業人の育成」に大きな役割を果たしている。そのほか47年の歴史を持つ産業経営研究所や海外事情研究所、社会福祉研究所、高度学術研究支援センターや水俣学研究センターなどの研究機関をもち各分野で12の教室に約500台のパソコンを置く情報教育センターの研究や調査を実施し、学生や地域社会へ情報を提供し続けている。
 また、同大学では大学評価機関である「日本高等教育評価機構」「大学基準協会」からそれぞれ審査を受け、「基準」を満たす評価や認定を受けている。第三者による高い評価を受けた学習現場では常に学生のキャリアアップや就職に目を向け、教員による各種の資格サポートや就職部の支援体制、エクステンションセンターによる各種就職支援講座や資格取得講座などを実施。学生の夢の実現をバックアップすることはもとより、社会で即戦力となる現場力を持った学生の育成を図り地元をはじめとする地域企業へと還元している。
どんな夢も叶う「学生が主役」のキャンパス
坂本 正学長
 高度な学部教育の確立による本質的な学生の学習支援のほか、側面からのバックアップ体制も充実している。同大学では、熊本大学、熊本県立大学、沖縄国際大学、放送大学と単位互換制度を持つほか、学内でも他学部、学科の受講ができる。また、セメスター制度や授業評価制度なども取り入れ、学生が集中し積極的
に学ぶことのできる仕組みを導入している。その他、国際交流プログラムでは9カ国19大学と交流協定を結び、国際社会への理解と適応能力を高め多様な国際経験が可能。
 ハード面においては、12のパソコン室に約500台のパソコンを設置した情報教育センター、72万冊の図書と900席の閲覧席を持つ図書館、約200人の定員を持つ学生寮3つなどを持つ。また、正門北側には約2万uの多目的グラウンドを整備。そして来年3月には正門南側に鉄筋コンクリート造り6階建ての「60周年記念会館(仮称)」の完成を予定している。建物の壁面には、1960年に熊本市新市街の東宝会館ビルに制作された洋画家の故海老原喜之助氏のモザイク壁画「蝶」をビル解体に伴う保存先として受け入れ移設。文化的な要素を持ち合わせた会館内部にはパソコン室や自習室のほか、総席数600席の国際会議可能なホールなどが新たに作られることにな
る。有意義な学生生活を送るために、望むものがそこにある、「学生が主役」であるためのキャンパスは現在進行形で整備されている。
企業DATA
[所在地] 〒862-8680熊本市大江2丁目5-1
[TEL] 096-364-5161
[設立] 1942年(東洋語学専門学校創立)
[代表者] 坂本 正学長
[URL] http://www.kumagaku.ac.jp/

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※この記事内容は、くまもと経済EX:2006年7月1日発行分の掲載内容です。