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くまもと経済EX 2009

熊本の明日を拓く未来創造企業の戦略

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「誠実に勝る知恵なし」のポリシーの下 「提案型不動産」で企業の発展と市街地活性化に貢献
械S不動産
「誠実に勝る知恵なし」
 熊本市の中心部、上通りアーケードにに程近い場所に事務所を構える鰍aS不動産(熊本市上通町、石橋央郎社長)。不動産業を開始して29年。熊本市中心部の物件を多く取り扱うという特徴を生かし、熊本市全域に管理物件の数を増やし続けている。「誠実に勝る知恵なし」のスローガンのもと、長い年月の間不動産業のエキスパート集団となり、熊本の企業の発展に貢献し続けている。



石橋央郎社長
いしばし・ひさお/熊本市出身。1937(昭和12)年7月30日生まれの71歳、O型。第一高校・慶応義塾大学商学部卒・伊藤忠商事葛ホ務を経て、大洋企業鰍ノ入社。取締役業務部長、常務を務める。熊本経済同友会会員、不動産三田会、熊本県不動産コンサルティング協会幹事、熊本県宅地建物取引業協会会員、熊本中央ライオンズクラブ顧問、上乃裏商店会監査役など、多岐に渡り活躍している。趣味は絵画、旅行。座右の銘は「己の運命は己の日々が創る」
「提案型不動産」で適正配置を
 「頼られる不動産」になることをモットーに、特に店舗、事務所などの事業用不動産の売買、賃貸借に力を入れている同社。国土交通省大臣認定不動産コンサルティング技能登録者でもある石橋社長が実践しているのは「提案型不動産」。「熊本で新しく店舗や事務所をオープンする方に、適性配置を視野に入れたご案内をすることが、私たちの最も重要な任務と考えています。県外から熊本に進出してくる企業はもちろんのこと、地場企業の方でも入居場所に対して疑問や不安、悩みなどを抱えているようです。不動産コンサル専門家の視点から、企業の特色を理解し、店舗がより繁栄する場所を綿密に調べた上でご案内することが、最も重要な任務だと考えています」と「提案型不動産」の意義を語る石橋社長。
 慶応義塾大学卒業者で組織された不動産三田会にも所属している石橋社長は、東京での情報交換会、勉強会などに参加し、常に学ぶことを怠らない。石橋社長自ら29年間、熊本の不動産の動向を見てきた経験を生かし、利用者に直接アドバイスしている。
 調和を重んじた特色ある町づくりを行うために、入居率を高めるためだけの運営ではなく、町の景観、店舗の並び、既存の建造物の再活用など、適正配置を心がけ、市街地活性化の促進に繋げていく。
利用者の思いを理解し「夢の共有」を
 それと同時に利用者の意見、思いを尊重することも忘れない。「お客さまとじっくりと対話し、取り扱い商品やサービスの内容はもちろんのこと、お客さまの経営への信念や将来への夢などを理解し、徹底的に把握することに努めています。お客さまについて知り、将来の目標や夢を共有することが、お客さまへのサービスの一貫だと考えています」と同社独自の案内方法について語る石橋社長。「適正配置」と「夢の共有」を経営ポリシーの二大柱にして、同社オリジナルの経営を展開していく心構えだ。
市街地の回遊が活性化の鍵
 不動産業開始から29年間、熊本を見続けてきた石橋社長。新幹線開業による熊本駅前開発、それに伴う中心市街地再開発などへの提言力も強い。
中心市街地活性化協議会の委員を務める石橋社長は「市街地を面として捉えた回遊」が活性化の鍵であるとしている。「下通り、上通り、熊本城、白川などのゾーンを回遊できるように、それぞれの魅力を引き出す町づくりを行うべき」と、訪れる客の立場に立った町づくり案を構想中。
 郊外大型店に人が流れている現状において、石橋社長は対策案を練っている。「郊外店に流れているのは多くがファミリー層なので、若い方やご高齢の方にターゲットをしぼることが重要。そしてそういった方に快適さ、利便性を感じてもらえるような町にしなければいけない。店舗によるお手洗いやロッカーの提供、休憩もできるようにベンチを設置するなど、町全体が一体となって協調し合うことが大切なのではないでしょうか」と人を呼び寄せるための工夫について説く石橋社長。何より買い物客が「楽しい」と感じられる町にすることが、集客の第一手段だと意気を込める。
店舗をリニューアルオープン 利用者にとってより身近な存在に
 また同社は今年9月、現在地北側に建て替えられる蚕糸会館1階に移転し、リニューアルオープンする。上乃裏通りに入口が面しており、利用者にとってより身近な事務所になっていきそうだ。
 上乃裏商店会の監査役にも就任している石橋社長は、ここ上乃裏通りを拠点とし、昔ながらの街並みを生かした新しい町の創造に携わっていく。「たくさんの方に気軽に入ってきてもらいたい。不動産探しから入居後のアフターフォローまで、利用者の利益を最優先に考える、事業運営の良き相談者、また最高のビジネスパートナーであり続けたい」と将来への積極的な姿勢を見せる石橋社長。
 「誠実に勝る知恵なし」のスローガンのもと、不動産業を通し、熊本の企業、そして熊本の経済発展に貢献していく。
企業DATA
[所在地] 〒860-0845 熊本市上通町7-32蚕糸会館1F
[TEL] 096-359-6767
[FAX] 096-359-6620
[資本金] 1千万円
[設立] 1982年4月
[事業内容] 不動産売買賃貸の仲介斡旋、不動産管理、不動産コンサルティング、(国土交通省大臣認定不動産コンサルティング技能登録(4)第1800号)
[従業員] 10人
[URL] http://www.bs-fudousan.co.jp
[E-Mail] Info@bs-fudousan.co.jp
[関連企業] トラヤ・エコーズ

[採用情報]
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※この記事内容は、くまもと経済EX:2009年7月1日発行分の掲載内容です。