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くまもと経済EX 2009

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情報通信・ICT関連
「地域情報プラットフォーム」の基盤システムが輪郭を現す
潟Gヌ・アイ・ケイ
「Webの駅」、総務省の地域ITC事業のモデルケースとして採用
 昨年3月、天草市はインターネット上に駅舎を設ける発想で開設した地域情報の共有サイト天草「Webの駅」の運用を開始した。
 これは総務省が平成19年度「地域ICT利活用モデル構築事業」に県下で唯一選定された天草市の「WEBの駅・天草情報タワー」構想で、その基盤システムの開発設計をNIKが実施したものだ。
 「天草情報タワーとは、多様なシステムモジュール群を核とした仮想の情報タワーをもつ「WEBの駅」をネット上に創る構想。行政タワーと高層の市民タワーが相互に連携し、地方の情報(観光、物産、行政、文化、歴史・・)を双方向に発信するだけでなく、市民や団体、企業はモジュール群を組み合わせることで独自のサイトを造り、そこにサービスシステムを自由に組み込む事ができる。産業間の情報連携によって、地域経済全体の活性化に繋がる」と同社の山城裕慈取締役統括部長、「天草モデル」として全国の自治体へ、地域情報化の基盤システムとして広がる可能性を持っているという。
 「市民がネット上のインターフェイスを持つということ、市民(利用者)が主体的にサイトを構築していく点が基本的に従来のWEBサイトの発想と異なるところ。地域の物理的情報や活動情報そして資源情報が地域から入力されることにより、DB化され、地域内、地域間でAPLを介し活用され新たな経済サイクルが誕生する。WEBの駅サイトそのものが個人や団体の情報管理システムの集合体になるので住民や団体が毎日しかもリアルに情報を入力する時にアクセスすることになる。
 今までのポータルサイトとケタ違いにアクセスがあがり新たなメディアとなる可能性がある。」(同部長)と無限の可能性を秘めているシステム概念だという。
企業DATA
[所在地] 〒860-0844 熊本市水道町14-27KADビル
[TEL] 096-320-9588
[FAX] 096-320-9587
[資本金] 5,000万円
[設立] 1984年4月
[事業内容] ITシステム
[代表者] 代表取締役社長 松本秀一
[従業員] 45人
[URL] http://portal.kumamoto-net.ne.jp/

[採用情報]
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※この記事内容は、くまもと経済EX:2009年7月1日発行分の掲載内容です。