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くまもと経済EX 2011

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「誠実に勝る知恵なし」の経営理念を掲げ 県内外企業の工場・街中店舗の誘致で政令指定都市の飛躍へ一役担う
株式会社 BS不動産
30年間の実績から「街中の不動産」としての位置づけを確立している械S不動産。
来年設立30周年を迎える同社は、テナント用物件・事業用物件の二本柱で展開。
「公正さ・誠実さ・実行力」を基盤に、企業の発展と町全体の活性化、
双方のバランスを重んじた業務に邁進している。
適正賃料の説明に努め、回遊性ある町づくりを考案
 地域経済における不動産の在り方に確たる信念を持ち、誠実な姿勢で不動産業に取り組んでいることを感じさせる人物、それが械S不動産の石橋社長だ。「入居者を入れたいがために、賃料の値下げやフリーレントが横行すると、総体的にその傾向が出回り、デフレを助長し、業界全体の首を絞めてしまう危険性がある。オーナーと入居者に、適正賃料であることの説明努力を怠らないことが課題。当社では全てのお客さまに安心感と満足感を抱いていただけるよう、誠実さを込めた説明に努めている」と信念を語る石橋社長。不動産業界、オーナー、入居者全ての利得の考慮が、同社の基本スタンスとなっている。
 これまでに培った知識や経験の豊富さから、中心市街地活性化協議会の委員を務め、各方面で石橋社長の中心市街地活性化に対する提言が力を持って発揮している。国土交通省大臣認定の不動産コンサルティング技能登録者でもある石橋社長は、「中心市街地を面と捉えて回遊性を生み出すこと」が活性化の鍵であると考えている。「人の流れを創り出すには、まず下通り・上通り・桜町・熊本城・白川など各ゾーンに、ホスピタリティ性を持たせることが重要。また往来しやすい環境整備(特に上通りや桜町から熊本城に上る坂道へのエスカレーター設置)は快適な回遊に必須だと思われます。また街中で快適に過ごすための工夫(お手洗い貸出店舗の看板設置、通りへのベンチやコインロッカーの設置)も必要です。二の丸公園の有効活用、夜間の通りへの屋台出店なども集客の策に。また中心市街地を高齢者が住む町とすれば、そこに遊びにくるファミリー層の集客につながる。外観重視の整然たる町づくりではなく、集客に繋がる町づくりを実践することが活性化の鍵となる」。石橋社長の脳裏に溢れる案が、現実のものとなる日も遠くなさそうだ。
店舗用物件1千件、大型事業用地30件管理 駐輪場設置に貢献し街中に集客力を
 街中の店舗用物件を1千件、1千坪以上の大型事業用地を30件取り扱う同社。全て直受けで事業主から直接相談を受けるのが最大の特徴で、これまでの実績が中央でも口コミで広まり、直接電話で問い合わせを受けるケースも多々あるという。
 事業用地仲介の実績として最近では、敷地面積約74uの大型事業用地に、潟jトリホールディングス(札幌市手稲区、似鳥昭雄社長)が運営する家具量販店「ニトリ熊本北店」の出店を仲介、熊本市流通団地の敷地面積約4千uの大型事業用地に、国分グループ(東京都中央区、國分勘兵衛代表取締役会長兼社長)の熊本国分リカー鰍フ本社・物流センターを誘致、菊陽町の約2万3千uの事業用地には歯科技工を行う活、歯(熊本市大窪4丁目、高橋昌平社長)のインプラント製造工場を誘致し、着工中である。
 また、県内外企業(飲食店、美容室など)への街中テナント物件への案内実績も多数。「適正配置」と「適正賃料」の説明、また事業主の意見や思いの理解・共有を大切にすることで、夢の実現に貢献したいとしている。
 石橋社長が唱える「楽しい町づくり」の一貫として、今春熊本市が運営する駐輪場の開設を仲介した。場所はホテル日航熊本の東側。敷地面積は約730uで、約400台の自転車を収容できる大型駐輪場だ。歩行者の快適な歩行を促すだけでなく、自転車による街中への集客増加も目的としている。「自転車を安心して駐輪できる場所がないと人は遠のいてしまう。車で郊外の大型SCに行く人が増加する中、こうした事業で人を呼び集め、中心市街地の発展や魅力発信に尽力したい」と語る石橋社長。
 7月にはホームページを大幅にリニューアル。「シンプルイズベスト」をテーマに物件検索の利便性を格段にアップさせた。企業カラーのグリーンをベースに、人間の目が最も美しく捉えるという虹の色を使用し、枠の形も黄金比を意識し象っている。トップページはテナント・事業用・居住用・所有者の4つに簡易的に分別。広さや賃料などの選択を必要最低限にしぼった検索機能が最大の特徴。賃料「20万円前後」を選択すると、15万円〜25万円までの物件が表示される仕組みになっており、物件詳細画面からも再検索が可能で、前ページに戻る手間を省いている。購入者向けにローンシミュレーション、投資者向けに投資シミュレーションができるよう、各シミュレーションページとリンクさせており、投資の専門用語解説のページも用意している。また事業用は「1千坪以上の大型用地」、テナントは「下通り・上通り」と特化しているのも同社の象徴と言えるだろう。問い合わせは名前と電話番号の入力だけ、後は直接同社からの連絡を待つだけという利便性を備えている。そしてこれを全て同社社員皆が知恵を合わせて制作したというから驚きだ。「利用者にとって快適かつ便利、そして親切なホームページを目的に制作した。是非一度見ていただきたい」と自信の笑みを見せている。
 30年間で積み重ねた知識と実績を武器に、独自に育ててきた切れと提案力、コーディネート能力を生かし、事業運営における最高のパートナーとなって貢献していくとしている同社。「誠実に勝る知恵なし」の思いが、熊本経済をさらなる発展へ導いていく。
企業DATA
[所在地] 〒860-0845 熊本市上通町7-32 蚕糸会館1F
[TEL] 096-359-6767
[FAX] 096-359-6620
[資本金] 1千万円
[設立] 1982(昭和57)年4月 [創立] 1978(昭和53)年2月
[事業内容] 不動産売買賃貸の仲介斡旋、不動産管理、不動産コンサルティング(国土交通省大臣認定不動産コンサルティング技能登録(4)第1800号)
[代表者] 代表取締役社長 石橋央郎
[従業員] 10人
[URL] http://www.bs-fudousan.co.jp
[関連企業] トラヤ・エコーズ

[採用情報]
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※この記事内容は、くまもと経済EX:2011年7月1日発行分の掲載内容です。