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地域リハビリテーション体制の実践と social includion (社会的包括)へ向けた積極的な活動を
医療法人社団 寿量会 熊本機能病院
今年で30周年を迎えた熊本機能病院。熊本県内における
救急医療からリハビリテーション医療までの流れを持った代表的な病院として、
また、そのグループ力で日進月歩の医療・福祉を牽引してきた。
今後はsocial includion(社会的包括)の医療・福祉を実践し社会貢献に寄与する。
地域リハビリテーション体制の実践 〜social includion(社会的包括)へ〜
 「保健・医療・福祉を携わるにあたって、健全経営、医療の質向上、医療の安全、地域との連携、臨床に基づく研究、人材育成が重要。時代の流れをいち早くとらえ、これらのテーマをクリアしていくことを命題として30年間歩んできた」と語る米満弘之理事長。
 同グループはこの理念のもとに、健康管理から24時間体制の救急医療や疾病治療、リハビリテーション医療、そして生活自立支援までの一貫した『地域リハビリテーション体制の実践』という流れの中で高度な医療を提供し、地域社会に貢献することを目的としてきた。
 米満理事長は、健康かつ安心社会の創造と定着を目指すべく『social includion(社会的包括)』の重要性を説く。「地域の捉え方には大小さまざまあるが、どの単位においても私たちが担うべき役割が必ずある。当院が地域において何を担い、いかに解決していくかを考えねばならない。九州を1つとして見ても、ここにしかない魅力を持つための努力を惜しまない。また、高齢者や障がい者、失業者や貧困者のように、広義でハンディを持つ人々への社会支援体制が必要であり、自立を促し共存できる社会をつくるための活動を行いながらこの考え方を普及していきたい」と。
21世紀を見据えた『スーパー病棟』建設を視野に
 熊本機能病院を中心とした北キャンパスと、特別養護老人ホーム天寿園を中心とした南キャンパスを合わせ敷地面積は約65万uという巨大な面積を誇る同グループ。
 新たな動きとしては「21世紀型外来」と新しい「スーパー病棟」の建設も視野に入れる。超高齢社会では避けて通れない加齢現象である認知症や、肺炎やインフルエンザなどの感染症に対して的確にアプローチできる施設にと位置付けたもので、数年後には誕生するという。
人材育成と国際交流
 1千人を超えるスタッフを有する同院。米満理事長は“人あっての組織”であることを強調する。「医療は人生を左右する極めて重要な位置を担う職業。医療事故を起こさない技術向上はもちろん、人の気持ちを考えられる心豊かな人材を育成したい。そして、職員が病院と共に成長できる働きがいのある職場風土を育むことに努めたい」と話す。
 そのほか、市民レベルで国際的な友好関係を築くために、海外との医学・文化交流も盛んに行っている。中国、韓国をはじめとする東アジア諸国との交流は特に活発で、研修生なども受け入れおり、今年度には初めてタイからも研修生が訪れている。組織の中に「国際交流センター」を設け、礼儀を保った国際交流をより一層広げていく方針だ。
【関連施設】
◆介護老人保健施設「清雅苑」◆指定運動療法施設「熊本健康・体力づくりセンター」◆地域ケア支援センター(訪問看護ステーション清雅苑・訪問リハビリテーションセンター清雅苑・ヘルパーステーション清雅苑・ボランティアセンター)◆居宅介護支援事業所熊本機能病院在宅サービスセンター◆地域交流館◆熊本加齢医学研究所◆熊本圏域地域リハビリテーション広域支援センター◆熊本市北2地域包括支援センター清水・高平◆有明海リハビリテーションクリニック

【特殊センター】
●救急センター(四肢外傷・骨折・循環器)●リウマチ膠原病センター●農業外傷センター●切断指肢再接着センター●国際唇裂口蓋裂センター●アノマリセンター●神経生理センター●地域医療連携画像診断センター●神経難病センター●循環器センター●四肢外傷センター●スポーツ外傷センター●人工関節センター●創傷ケアセンター●口腔ケアセンター「華らび」

【社会福祉法人 寿量会】
◆特別養護老人ホーム「天寿園」(介護老人福祉施設)◆ケアハウス「宝光庵」◆グループホーム「虹の家」◆デイサービス「今町ホーム」
企業DATA
[所在地] 〒860-8518 熊本市山室6-8-1
[TEL] 096-345-8111
[FAX] 096-345-8188
[資本金] 1000万円
[設立] 1981(昭和56)年4月1日
[事業内容] [診療科目] 整形外科、リウマチ科、形成外科、神経内科、リハビリテーション科、脳神経外科、循環器内科、内科、矯正歯科、麻酔科、放射線科
[従業員] 1029人
[URL] http://www.juryo.or.jp
[出先] [病床数] 410床・一般病床201床・亜急性期病室39床・障害者施設等一般病棟45床・回復期リハビリテーション病棟125床(運動器系39床、脳血管疾患系86床)

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※この記事内容は、くまもと経済EX:2011年7月1日発行分の掲載内容です。