トップ Companies くまもと経済EX 2006 顧客から選ばれる金融機関を目指す
くまもと経済EX 2006

熊本の明日を拓く未来創造企業 100の戦略

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■情報通信・ICT関連  ■金融・保険・卸・流通・小売  ■ホテル・飲食・サービス  ■医療・福祉・医療関連・教育 
金融・保険・卸・流通・小売
地域社会の発展に貢献するため「がまだす力強化計画」を推進中
顧客から選ばれる金融機関を目指す
熊本中央信用金庫
北は荒尾から南は水俣まで、熊本県内に22店舗(うち出張所1)を展開する熊本中央信用金庫。2006年3月末の預金残高1,461億円(前期比27億円増)、貸出金残高971億円(前期比15億円増)と業績は安定して推移している。
全役職員が金融のプロとして 顧客の信頼を勝ち取る
2005年4月から「がまだす力強化計画」と銘打った「中期経営計画(3カ年計画)」をスタートさせ、今年で2 年目を迎えた。「中期経営計画」では、行動指針として「自ら考え行動し結論を出す」、「創意工夫し効率性・利便性を追及する」、「向上心を持って学んだことを活かす」、「基本に忠実に当たり前のことを当たり前に行う」という行動指針を掲げ、全役職員が金融のプロとして顧客から信頼されることを目指している。
 金融機関にとって、いちばん重要な商品は“人(職員)”であると言って
も過言ではない。そのため人材育成には特に力を入れ、研修体制を充実させている。全国信用金庫協会、南九州信用金庫協会等の業界団体が主催する研修に職員を積極的に派遣しているほか、内部の集合研修も、より実践的な内容を中心に、継続的に実施してている。また、通信講座受講、検定試験受験、国家資格取得についても、金庫が費用の一部を負担し奨励している。職員も専門知識・技能を修得するため、積極的に受講・受験しており、年々意識が向上している。
様々な取り組みによる企業支援活動
取引先を会員とする「中央ニュービジネスクラブ」を組織し、平成18年3月末で会員数は121先。全国146の金融機関系ビジネスクラブの会員企業約10万6千社との情報ネットワークを活用できるほか、経営全般の相談、様々な経営情報を入手できる。また、16年度から年1回、異業種交流や情報提供の場として、「ビジネスマッチング交流会」を開催。17年度は、取引先43社が参加、37件の商談が行われた。 また、事業再生への取り組みとして、融資審査部内の経営相談課に中小企業診断士を配置し、取引先の経営改善を支援している。現在、中小企業診断士を営業部門、経営相談部門にそれぞれ1名配置している。さらに1名を中小企業大学校診断文化・社会貢献活動士養成課程に派遣しており、10月から3名体制となる予定である。
文化・社会貢献活動
地域のための金融機関として、金融サービス以外の分野においても地域経済や文化の発展、明るく豊かな社会づくりのため積極的な活動を行っている。
 熊本中央信用金庫のマスコットキャラクター“チューちゃん・そなえち
ゃん”による、老人ホーム・養護施設等への慰問活動をはじめ、献血、使
用済切手・テレホンカードの寄付、地域清掃等のボランティア活動に取
り組んでいる。
 また、大学生を対象とした「体験実習講座(インターンシップ)」を平成
10年度から実施し、信用金庫の役割や業務についての説明をはじめ、営業店や本部での現場視察を行っている。
 地域社会の発展のため、金融だけでなく、様々な面から地域貢献に取り組んでいる熊本中央信用金庫。合言葉は「地域のために“がまだす”バイ!!」。職員一人ひとりが金融のプロとして顧客から信頼されるようになるため、顧客から選ばれる金融機関を創りあげるため、役職員一丸となって、今日もなりふりかまわず“がまだし”ている。
企業DATA
[所在地] 〒862-0973熊本市大江本町1番6号
[TEL] 096-366-1111
[FAX] 096-362-7298
[資本金] 14億4,435万円
[設立] 1923年12月5日
[事業内容] 信用金庫
[年商] 1,461億円(2006年3月期)
[代表者] 渕上 健一
[従業員] 常勤役職員243人
[URL] http://www.kumachu.jp/
[出先] 22店舗(本支店21,出張所1)

[採用情報]
現在、登録がありません。
※この記事内容は、くまもと経済EX:2006年7月1日発行分の掲載内容です。