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くまもと経済最新号Latest Issue

2011年2月 Vol.356表紙
2011年2月 Vol.356
表紙の人
「新産業創出で“稼げる市”目指す」
荒木義行
(合志市長)

特集

県農業4割壊滅?“平成の黒船”TPPに危機感募る

TPP参加で農業産出額37.6%、最大1147億円減少
TPP不参加ならGDP換算1千億円の損失、約1万人の雇用創出逃す

 菅首相が昨年10月の施政方針演説で参加検討を表明したTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が熊本県の農業界を大きく揺さぶっている。県ではTPP参加が県農業産出額に及ぼす影響を試算。08年比でマイナス37.6%、最大で1147億円減少する可能性があるとした。関税撤廃を原則とするTPPへの“突然”の参加検討は、農業を主要な舞台に日本の姿自体を変える“平成の黒船”ともなる可能性を持っている。TPPを巡る動きと思いを関係者に聞いた。

新興国市場拡大で「V字」基調鮮明に

フル生産で活気付く県内半導体関連メーカー

 県内の半導体関連メーカーが活気付いている。旺盛な需要で中国をはじめとする新興国市場が拡大し三菱電機熊本工場はパワー半導体のフル生産が続き、東京エレクトロン九州は業績のV字回復で来期売上高2千億円も射程距離に。地場製造業にも08年9月のリーマン・ショック後の低迷から脱け出しV字基調が現れてきている。慌しさを増す県内関連各社の表情を追った。

新幹線歓迎イベントの準備進む

花のテーマで城と街中をひとつに

 くまもと花絵巻2011実行委員会(本田一委員長)は新幹線全線開業を記念して3月12日から27日まで熊本城域から桜の馬場の城彩苑、中心市街地の各所でイベントを開催し、周辺地域を一体に繋ぐプロジェクト、「くまもと花絵巻2011」を計画している。同プロジェクトでは宿泊観光客の増加と中心市街地の活性化を目的としている。くまもと花絵巻2011内の各イベントと、3月19日に予定されている時代祭りの準備を取材した。

“おもてなしの一品” 全線開業へ準備着々

「おみやげ開発プロジェクト」21 商品が出そろう

 間近に迫った全線開業に向け各地で資源や特色を生かしたお土産開発などが最終仕上げを迎えている。玉名市では観光活性化を目指し薬草料理を開発。熊本市は県産ハマグリのブランド化へ向け“肥後ハマグリ弁当”を今年10月限定販売する。県と熊本市が連携して実施する「おみやげ開発プロジェクト」や盛り上がりを見せる各地の取り組みを取材した。

韓国客回復−取り組み急がれる海外誘客

10年1−3月宿泊者数全国3位に

 昨年1月−3月に熊本県内に宿泊した韓国人観光客の数は前年同期比約2.8倍の8万7490人と東京、大阪に次ぐ全国3位となった。ウォン安の影響などで09年は激減した韓国人観光客だが、韓国経済の好転もあって昨年からV字回復を見せている。また、昨年はクルーズ船寄港によるオプショナルツアーや富裕層をターゲットにした医療観光の誘致など、個人観光ビザの発給要件が緩和された中国からの観光客獲得に向けた誘客活動も本格化している。県内の観光地、宿泊施設を取材し、海外誘客の現状を追った。

利用広がる共同購入型クーポン

「お値段以上」の感動で常連獲得

 共同購入で大きな割引をするクーポンがアメリカ最大手企業の名前から「グルーポン系」とも呼ばれ、注目を集めている。クーポン成立に最低枚数を設定し、期間を限定して口コミを加速させるフラッシュマーケティングと呼ばれる手法で全国で約200種類ほどと急拡大した。このクーポンを運営する県内外の企業に取材し、現状と展開を聞いた。

萌える火の国オタク経済

不況でも「こだわり消費」は右肩上がり

 90年代後半から急拡大した「オタク市場」はリーズナブルな商品とサービス提供で新規参入者を獲得し、不況の中健闘を続けている。熊本には全国のオタクの0.6%が居住していると言われているが、県内で満たされない需要はネットや福岡に流れている。痛車、同人ショップ、コスプレイヤーへの取材を通じ、地域経済の起爆剤としての「イベント」の可能性を探った。

表紙の人 荒木義行 合志市長
新産業創出で“稼げる市”目指す

人口は5万5千人を突破

 2006年2月27日に菊池郡合志町と西合志町が合併して誕生した合志市。熊本市のベッドタウンとして合併5年の間に人口は約3千人増加している。県内で「最も住みやすい街」とも言われる合志市だが、昨年4月に市長に就任した荒木義行市長は「今後も継続して人口が増加するとは限らない。熊本市などへの依存率を低くし、雇用や消費の場をある程度地元でまかなえるようにしなければ」と危機感を募らせる。新産業の創出やアニメを生かしたまちづくりなど、次々と新たなアイデアを打ち出す荒木市長に市の現状や課題、そして、今後の取り組みについて話を聞いた。

グラビア

■肥後銀行に女子駅伝部
 県内9年ぶりの「実業団女子」初代監督に飛瀬氏(信愛女学院OG)
■COUNT DOWN 九州新幹線の風景H
 メード・イン熊本でおもてなし お土産開発など準備着々
■開業秒読み、関西誘客も総力戦!!
 蒲島知事、スザンヌ宣伝部長、くまモン 吉本新喜劇出演で熊本売り込み
■外国人観光客急増中 韓国人観光客がV字回復、昨年1‐3月宿泊者全国3位に
■「熊本 百年の大計」討論会
■「百年に一度」好機をつかむ飛躍の年に
 熊本商工会議所/熊本経済同友会/熊本日日新聞社・熊本放送
 熊本県中小企業団体中央会/熊本県工業連合会
 熊本青年会議所/連合熊本/下通繁栄会
 南九州税理士会熊本県連合会/県央地区5倫理法人会
 熊本市域ロータリークラブ/熊本県警備業協会
 熊本県印刷工業組合/熊本県生活衛生同業組合連合会
 熊本県産業廃棄物協会/上通商栄会
■ビッグチャンス生かす“夢戦略”最終年度へ くまもとの夢4カ年戦略委員会
■新産科棟「マリア館」運用開始 慈恵病院
■〈地産知商〉(21)アグリてんしの万次郎かぼちゃ 「緑のラグビーボール」で耕作放棄地解消
■〈Myすぴりっと@〉九州記念病院理事長 岡山洋二さん 奇跡の古写真に魅了され
■〈コロンブスのたまごC〉熊本で初のカメラメーカー アドプラス
■1月17日に岩上社長就任パーティー  セルモ

★くまもとのお嬢さん

特別企画

<経営者のための法律相談>塚本侃弁護士

<特別企画>
次世代経営者特集
経営革新計画特集

インタビュー

矢田素史九州産業交通HD社長/坂本敏富士フイルム九州社長/松本烝治県民百貨店社長/北村美樹浩NTT西日本熊本支店理事支店長/味水律夫熊本国税局長/宮村英樹モダンリブ社長/吉田進治三井ガーデンホテル熊本総支配人
<講演>幸山政史熊本市長
<Watch福岡>
松尾新吾九州経済連合会会長/眞部利應九州電力社長/谷正明ふくおかフィナンシャルグループ会長兼社長/唐池恒二JR九州社長
<スポットライト>
古後佳生熊本放射線外科理事長・院長
江頭有朋えがしらクリニック院長
坂田眞佐子システムシンキング社長
<フォーカスくまもと>
桜十字メディカルグループ/健康保険八代総合病院/松木グループ/金澤会/日田天領水/くまなんピーシーネット
<役員ラウンジ>
小辻智之(ANA福岡支店)・宮本長(イタリー亭)・新井龍吾(ヤナセ熊本)・西田幸広(リーガル・プロ)・神園喜八郎(神園交通グループ)・住本綾(田中ひろし法律事務所)
<ズームアップ>
ゼーロンの会・トーヤハウス・くまもと大学連携インキュベータ・ロータリークラブ320キロ駅伝実行委員会・熊本大学・熊本県と熊本県建築住宅センター・熊本県信用保証協会・明徳会・ビック・広東・翼ハロー歯科診療所・宇佐美工業・協会けんぽ熊本支部・清水谷法律会計事務所・岩田コーポレーション・熊本血管外科クリニック・ウルトラハウス・第一生命保険熊本支社・熊本県畜産農業協同組合

資料

卯年生まれの経営者一覧
新設会社

くまもと経済は毎月30日前後に発刊。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のため の情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

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