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くまもと経済最新号Latest Issue

2016年7月 Vol.421表紙
2016年7月 Vol.421
表紙の人
「本社を熊本に移転し、 共に復興を」
平田雄一郎
(平田機工社長)

特集

景気回復基調を背景に増収決算相次ぐ
〜県内主要企業 2016年2・3月期決算と役員人事〜前編

 県内主要企業の2016年2・3月期決算は、個人消費に一部弱めの動きがみられたものの、県内製造業は半導体、自動車関連を中心に一定の受注量を確保。熊本市中心部の再開発や訪日外国人の増加なども後押しし、県内景気は緩やかな回復基調が見られ、雇用情勢も有効求人倍率が引き続き高水準を維持した。こうした経済的背景を要因に、今回取材した20社中、16社が増収決算となった。
 一方、役員人事ではテレビ熊本、合志技研工業、豊工務店、九州オルガン針などでトップ交代があった。熊本地震前までは緩やかな回復基調にあった県内主要企業の決算と役員人事を7、8月号の2回に分けて特集する。

■出席者が殺到、立ち見も-グループ補助金説明会-
熊本県中小企業庁

▲1000人以上が出席した熊本地震のグループ補助金説明会(6月15日、ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ)熊本県による中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業( グループ補助金)の説明会が6月15日、熊本市中央区東阿弥陀寺町のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイで開かれた。
 

■熊本復興に向けた4つのスローガンを決議
熊本商工会議所

「熊本城を復興のシンボルに!2019年までに熊本城天守閣の再建を」など、熊本復興に向けた4つのスローガンを決議し 熊本商工会議所(熊本市中央区横紺屋町、田川憲生会頭)は5月31日、同市中央区城東町の熊本ホテルキャッスルで通常総会を開き、「熊本城を復興のシンボルに!2019年までに熊本城天守閣の再建を」など、熊本地震からの復興に向けた4つのスローガンを決議した。
 

■流通・小売り復興への第一歩 
熊本地方卸売市場と鶴屋百貨店

「模擬競り」では来場者が次々と競り落とす姿 4月14、16日に未曾有の規模で熊本を襲った「熊本地震」。交通、流通のインフラが寸断され物流網に大きな打撃を受けた。また店舗自体の被害もあり、県内の流通・小売業界では店舗再開に大きな遅れが出ているところもある。

■食品製造業、震災から復活へ
「元気とうふ」、「陣太鼓」などが製造を再開

震災発生から2カ月が経った6月14日、製造を再開した 熊本地震の影響で、製造をストップしていた熊本の食品製造業
が息を吹き返し始めた。
 マルキン食品梶i熊本市中央区世安町、松岡昭社長)は、納豆を製造する宇土工場が5月末に一部製造を再開したのに続き、豆腐製造を担う西原工場が6月14日、「元気とうふ」をはじめとした一部商品の製造を再開した。西原工場は6月中のフル稼働体制への移行を視野に、復旧を進めている。

■「がんばれ熊本!」陳菊高雄市長ら台湾視察団が来熊
熊本-高雄の再開を機に、“熊本復興”を応援

蒲島知事に台湾からの義援金と応援メッセージが書かれた寄せ書きを贈る高雄市の陳菊市長(中央)と台南市のョ清コ市長(左)。写真上は義 熊本地震のお見舞いと一日も早い復興を応援しようと6月10日、台湾・高雄市の陳菊市長、台南市のョ清コ市長、チャイナエアラインの孫洪祥会長ら約50人の台湾視察団が、同3日から運行を再開した高雄―熊本間の国際定期便を利用して来熊、熊本市中央区水前寺公園のホテル熊本テルサで開かれた義援金贈呈式で、台湾全土から集まった約1億5千万円を蒲島郁夫熊本県知事に贈った。

特別企画

<経営者のための法律相談>塚本侃弁護士

インタビュー

・「農業再製は復旧整備プラス大規模化で」佐藤義興阿蘇市長
・「萌の里」、役場近くに仮店舗を建設 日置和彦西原村村長
・「阿蘇長陽大橋」と「俵山トンネル」の早期復旧が村民の願い 長野敏也南阿蘇村長

資料

震災復興関連資料
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くまもと経済は毎月30日前後に発刊。業界や特定企業の動向を知る情報源として、また、事業展開のため の情報・資料として、熊本のビジネスシーンで広く活用されています。

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