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くまもと経済最新号Latest Issue

2018年1月 Vol.439表紙
2018年1月 Vol.439
表紙の人
「地域密着型の番組づくりに注力」
河津 延雄
(テレビ熊本社長)

特集

■熊本展望2018  トップに聞く熊本の明日

熊本地震からの力強い復興需要に加え、旺盛な海外需要が続く製造業が牽引し、県内企業の景況感判断指数は震災前の水準を上回るレベルまで回復している。しかし、人手不足が制約要因となり、その勢いにやや陰りが見え始めているという指摘もある。労働需給が逼迫する中、いかにして生産性向上に取り組むのか。熊本地震からの創造的復興に向けた施策を含め、熊本の業界、分野を代表するトップに、熊本の今と明日への展望を聞いた。

■新春グラビア<新地域力>
地域を活かす、地域と生きる

熊本地震から1年8カ月が過ぎ、県内ではそのシンボル的な存在でもある熊本城をはじめ、復旧・復興のつち音が各地で響いている。一方で地震発生前から計画されていた「桜町再開発」や「JR熊本駅ビル」といった大型プロジェクトも着々と進行中だ。

□<熊本都市圏>19年夏開業目指し、地上部分の建設に着手・・・桜町再開発事業

熊本市中央区で進む桜町再開発事業。その再開発ビルの建設が19年夏の開業に向け、急ピッチで進んでいる。
事業主体である九州産業交通グループの熊本桜町再開発梶i熊本市中央区花畑町、矢田素史社長)によると、地下躯体工事が完了し、12月8日に立柱式(上棟式)を執り行い、地上部分の建設に着手した。

□<阿蘇>アクセス改善へ 復旧区間が一部開通・・・俵山トンネルルート

熊本地震で寸断され、昨年末に暫定復旧した県道熊本高森線俵山トンネルルートは12月14日、村道へのう回が続いていた鳥子地区の一部区間(2・3q)の復旧を完了し、約1年8カ月ぶりに開通した。

□<県北>建材製造工場が近く完成、稼働へ・・・南関町のバンブーフロンティア事業

県北の南関町で始まった荒廃竹林の竹(孟宗竹)を活用し、住宅用建材の製造やエネルギー供給を行うバンブーフロンティア事業で、中核企業のバンブーマテリアル竃{社・南関町関町、社長・山田浩之丸光ホールディングス社長)とバンブーフロンティア梶i本社・同、社長・津留克也津留建設社長)が同町下坂下に建設していた建材製造工場などがほぼ完成し、来年2月中旬の完成、稼働を目指し、製造ラインやプラントなどの調整作業が進んでいる。

□<県南>18年度開通へ「橋」「土工」急ピッチ・・・南九州西回り自動車道・津奈木IC〜水俣IC間(5.6q)

県南地域の大動脈となる南九州西回り自動車道(八代市〜鹿児島市、延長約140q)の建設も着々と進む。熊本県内では2016年2月末に芦北出水道路(29・6q)の芦北IC〜津奈木IC間(7・7q)が開通し現在、津奈木IC〜水俣IC間(5・6q)が18年度開通を目指し、橋りょうや土工工事などが急ピッチで進行中だ。

□<天草>「第二天草瀬戸大橋」着工・・・本渡道路2022年度中の供用へ・・・熊本天草幹線道路

熊本都市圏と天草間の移動所要時間の短縮を目指し整備が進む高規格道路「熊本天草幹線道路」(延長70q)のうち、天草上島と下島を結ぶ「第二天草瀬戸大橋」(仮称)の着工式が10月28日、天草市の本渡港旧フェリーターミナルで行われ、2022年度中の供用開始を目指し工事が始った。

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 北里 敏明 代表社員弁護士


インタビュー

・3つのスローガン制定し、より企業に身近な財団造りに邁進  田中伸也くまもと産業支援財団専務理事

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