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くまもと経済最新号Latest Issue

2026年3月 Vol.537表紙
2026年3月 Vol.537
表紙の人
「半導体学部を人と頭脳を呼ぶ拠点に」
黒田 忠広
(熊本県立大学理事長)

特集

東京応化工業 26年上期に本格稼働へ
AI需要を見据え設備増強 生産体制強化する半導体関連企業

半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、菊陽町に建設中の熊本第2工場で国内初となる回路線幅3ナノメートル(ナノは10億分の1)の先端半導体を量産する計画を政府に伝えた。急速に市場が拡大するAI(人工知能)関連の需要を取り込む狙いで、生産工程に欠かせない材料や製造装置、検査・計測機器など幅広い分野で市場の拡大が期待されている。こうした潮流を受け、県内ではTSMCの進出決定後に自治体と立地協定を結んだ半導体関連の新工場の稼働や既存施設の増強計画が本格的に動き出す一方で、県内企業のサプライチェーン(供給網)参入も増えている。先端半導体の需要拡大を見据え活発化する半導体関連企業の動きを取材した。 (編集部・甲木昌宏)

「有明工水」活用 浄水場造成に着手
熊本地域の地下水涵養に広がり 熊本の地下水

 県内の地下水に関心が高まっている。半導体世界大手、TSMC(台湾積体電路製造)の進出がきっかけとなったものだが、同時に地下水をつくる涵(かん)養事業にも変化が見受けられる。大津町や西原村など山あいの休耕田を活用した冬期に実施する湛(たん)水は、企業進出を背景に直近3年で涵養量が627万トンと3倍に増加。菊陽町の半導体関連企業、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング鰍竄sSMC生産子会社JASMは涵養に加え、再利用や排水など徹底した水処理に取り組む。有明工業用水を半導体関連企業に供給する地下水に頼らない′ァの事業は、新たに建設する浄水場の造成工事が1月から始まったばかりだ。熊本の地下水を巡る動きの一端を取材した。 (編集部・川野敬之)

外国人材活用で企業の競争力強化
市場開拓、海外需要取り込みに貢献 地場企業で活躍

県内のあらゆる産業で活躍する「外国人材」。その中でも高い技術力や知識・実務経験を持った在留資格「技術・人文知識・国際業務」(「技・人・国」)や「高度専門職」などを有する「高度外国人材」は、企業の成長や事業拡大を支える戦略的な人材と位置付けられ、製造や研究開発、設計といったあらゆる業種で採用する企業が増えている。また、台湾の世界的半導体メーカー台湾積体電路製造(TSMC)の進出を機に拡大した台湾市場の開拓や海外展開を見据え、台湾の大学生を対象にしたインターンシップに参加し、人材獲得を目指す動きも活発化している。外国人材を活用する県内企業を取材した。 (編集部・嶋内康成)

特別企画

leaders 2026  KUMAMOTO
〜熊本のリーダー群像147人〜 
決断と躍進の新ステージへ

インタビュー

村政を正常化し一致団結して村の再建を
大岩 禎一 球磨村長

資料

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