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くまもと経済最新号Latest Issue

2017年4月 Vol.430表紙
2017年4月 Vol.430
表紙の人
「熊本を動物の情報発信地に」
コ田 竜之介
(竜之介動物病院 院長)

特集

■震災から完全復旧「選ばれるホテル」へ・・・独自性打ち出すシティーホテル

熊本市のシティーホテルは、熊本地震による建物被害で休業を余儀なくされ、宿泊や宴会、婚礼予約のキャンセル、延期、さらには東アジアを中心とする外国人旅行客の減少などで上半期の業績は前年を大きく下回った。昨年7月から始まった「ふっこう割」の効果で、宿泊は震災前までの水準に回復したが、年明け以降は「ふっこう割」終了の反動減もあり、再び厳しい経営環境下に置かれ、各ホテルは施設、料理、サービスの見直しや回復傾向にある婚礼部門の強化などを進めている。

■県内住宅、復興需要で受注件数は2倍に・・膨らむ平屋ニーズ、“需要先食い”に懸念も

熊本地震後の復興需要で、県内住宅メーカーが受注件数を伸ばしている。地震から10カ月で各社とも概ね1・5倍から2倍の契約となるなど過去にない特需が生じている。受注増に加え、建て替えが1次取得者を上回るといった逆転現象や平屋ニーズの高まりなど地震後の異例ともいえる事態に各社は対応に追われている状況だ。

●表紙の人
徳田竜之介 竜之介動物病院院長

 竜之介動物病院(熊本市中央区本荘6丁目、コ田竜之介院長)は昨年4月の熊本地震で、被災したペットと飼い主が一緒に避難できる同伴避難所を開設した。震災直後はペットづれの被災者が殺到し、ピーク時には230人を超える避難者が訪れたという。「熊本地震は、災害動物をどう扱うべきかを考える大きなきっかけとなった。熊本は1世帯当たりの多頭飼育の割合が全国で最も多い動物王国。熊本を動物の情報発信地にしていきたい」と話すコ田院長に、同院の取り組みや熊本地震後のペットを取り巻く環境などを聞いた。

●グラビア

■2017くまもと経済レセプション  地元政財界、教育界のトップら550人が出席
■産業の創造的復興に向けた4者協定を締結  県、熊本大学、産総研、NEDO
■最新技術を駆使したバーチャル歌舞伎を上映  NTT、NTT西日本、県、松竹
■「高森線4車線化」 県が事業着手
■子育て支援優良企業」に24社を認定   熊本市子ども支援課
■ハトムギ栽培でミャンマー進出   西田精麦
■4月から名称変更「ザ・ニューホテル熊本」へ  ホテルニューオータニ熊本運営の熊本駅前ビル
■下り線ホームの屋根工事ピークに   在来線連立事業「熊本駅」
■観光列車「かわせみやませみ」が運行開始   JR九州
■蒲島県知事ら1300人が参列   金剛グループ 谷脇源資会長のお別れの会

インタビュー

・ビッグデータ活用し、観光と食でW稼げる熊本Wへ 村田 信一 くまもとDMC社長
・香港大手傘下で海外シフト鮮明に 梅原 真一 浜田醤油 社長
・年間2万例を超える内視鏡検査・治療 櫻井 宏一 服部胃腸科 理事長・院長
・分譲マンション完成前に全戸完売、県外でも建設進む 田邉 勝宣 ホームステージ 社長
・農林業の底上げと定住促進へ 梅田穰 山都町長
・女子サッカークラブ「益城ルネサンス」を再建支援へ 木村 光男 木村社長


資料

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