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くまもと経済最新号Latest Issue

2011年9月 Vol.363表紙
2011年9月 Vol.363
表紙の人
「魅力向上へ「くまの森計画」進む」
小笠原 徹朗
(阿蘇熊牧場社長)

特集

開業半年、「関西以西」の誘客着々 <九州新幹線>

市内ホテルの宿泊にプラス、阿蘇に「あそぼーい!」効果?

 今年3月の九州新幹線全線開業から半年、県内では少しずつ開業効果が現れ始めている。熊本駅からのレンタカー利用は前年の2倍に、市内シティーホテルの関西や中国地方の宿泊客は160%前後の伸びで推移し着々と関西以西の誘客が進む。阿蘇では6月から運行を始めた「あそぼーい!」を利用した観光客の増加がうかがわれ、個人客に顕著な着地型ツアーの参加が増え始めているようだ。鹿児島は指宿などに顕著な効果が現れてきているが、今回、阿蘇と天草、熊本市内に“効果”の声を拾った。

6次産業化で“稼げる農業”に照準

TPP対応、新幹線効果発揮でも求められる農業6 次化の促進

 農林水産業の強化を目指した「6次産業化法」が3月施行された。1次産業× 2次産業×3次産業=6次産業。農業など1次産業が、製造や加工の2次産業、卸・小売や観光などの3次産業に取り組む=6次産業化することで、付加価値を高められ、“稼げる1次産業”になれるという訳だ。背景には農家の高齢化、後継者不足、農業所得の減少などがあるが、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加による農産物輸入自由化に耐えられる農業構造への転換もある。“稼げる農業”を巡る県内の動きを取材した。

需要回復も供給過多続く <ビジネスホテル業界>

淘汰時代へ突入か!?

 九州新幹線全線開業や製造業の企業集積などを背景にビジネスホテルチェーンの進出が続いた熊本市中心部と大津・菊陽地区。客室数が一挙に増え、競争が激化する一方、リーマンショックや東日本大震災などの影響も加わり、各ホテルは対応に追われている。ここ数年で進出したビジネスホテルを中心に開業後の状況を追った。

表紙の人 阿蘇熊牧場 小笠原徹朗 社長
魅力向上へ「くまの森計画」進む

さらなる集客に向け夜間開園も

 阿蘇カドリー・ドミニオンを運営する活「蘇熊牧場(阿蘇市黒川、小笠原徹朗社長)の11年3月期決算は売上高が前年比8.4%増の9億4300万円、経常利益は同50%増の2400万円で増収増益だった。物販と施設管理を関連会社として分社化し運営を効率化したことが奏功。また、3月に全線開業した九州新幹線効果により入園客が広域化し順調な集客を続けている。1973年のオープンから、あと2年で開園40周年を迎える小笠原社長に、「くまの森計画」や今後の展開などについて聞いた。

グラビア

■くまモンと飲めるモン!県産酒バー「くまBAR」盛況
■夏の風物詩「世界一の打ち水」に1万人集う  オイスカ熊本県推進協議会
■“じわり”新幹線効果 開業半年、阿蘇・天草にプラス
■政令市へ区役所工事が急ピッチ  東区・西区役所の躯体工事が本格化 熊本市
■磨け!ヒット商品づくりの技術
  県、“指南役”に小泉東京農大名誉教授 “稼げる農産加工品”目指す
■〈くまもと新景〉D「くまモン」大人気
■〈仕事場探訪〉(13)ホテルニューオータニ熊本
  若手パティシエ5人が支えるホテルのスイーツ
■野田正昭・KIS社長が優勝 熊本経済同友会 親睦ゴルフ大会
■アビリンピック3選手が知事を表敬訪問  国際アビリンピック韓国で9月25日から
■宮城県東松山市の児童25人を熊本に招待  くまもと21の会
■津田征士郎市議の議長就任を祝う  700人で祝賀会 発起人12人

★くまもとのお嬢さん

特別企画

<経営者のための法律相談>宮崎耕平弁護士

<広告企画>環境特集2011/エコアクション21特集

インタビュー

亀水晋九州財務局長/大呑智正熊本港湾・空港整備事務所長/高峰博美JAあしきた組合長/荒木達雄かずやハウジング社長/谷正明ふくおかフィナンシャルグループ会長兼社長/久保田勇夫西日本シティ銀行頭取/唐池恒二九州旅客鉄道社長/竹島和幸西日本鉄道社長/橋田紘一九電工社長/田中優次西部ガス社長
<県外企業レポート>中村直樹バーニーズジャパン社長
<頑張る会社>鶴田善一協同プランニング社長
<講演>山田啓二京都府知事
<政治レポート>
JC熊本ブロック/鎌田聡民主党県連代表
<スポットライト>
東秀優南九州税理士会熊本県連合会長
<フォーカスくまもと>マインドソフトウエア
藤本英昭(肥銀キャピタル)・岡 陽介(東鋼シャッター)・仁木啓介(仁木会 ニキハーティーホスピタル)・本山幸嘉(本山建設)・川嵜俊明(川ア歯科医院)・福嵜良宏(スポーツクラブ&スパルネサンス熊本南)・児玉春生(有園義肢)

資料

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