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竜之介 褐F電総業  
 徳田 竜之介  (とくだ りゅうのすけ)

  社長
プロフィール
鹿児島県出身、1961 (昭和35)年11月11日生まれの50歳。九州学院一麻布大学獣医学部獣医学科卒。同大卒業後、東京都で6年間、獣医師として勤務。94年4月、竜之介動物病院開院、2004年九州動物学院開院、07年ペットリゾートR-oneオープン、08年蒲ウ之介設立、11年無線のクマデンを取得。天を敬い命を尊ぶ“敬天尊命"を社訓に掲げ、人間と動物のQOLの向上を目指し日々取り組む。趣味は車
「動物と人の絆」で熊本経済は必ず上昇します!それが私の「進化経営」です
 犬の殺処分ゼロの国、熊本。動物との関わりが強いこの地で、人にとっての動物の重要性を啓もうし続ける蒲ウ之介。「動物病院は今後、動物業界の教育施設となる必要がある」と捉える徳田社長は今年6月、大きな一歩を踏み出す。来年4月完成を目指し、竜之介動物病院本体を建て替え、院内に熊本市魚屋町の九州動物学院を統合する。教育現場と臨床現場を同じにし、病院の位置付けを徳田社長が目指す“一診療所から教育機関”ヘスライドさせる。生徒だちには日々起こる“生と死”のリアルな現状を伝え、動物を介した教育を行う。「学生は、県外、海外からも学びに来る。人材教育に力を入れることでより広範囲の、より多くの人と動物を助けられる」と力を込める。人とペットの関係が濃厚になってきているにも関わらず、まだその重要性が認識されにくい現在、社会の認識を変えるためにも教育に注力するという。また、「動物介在活動」にも積極的だ。月に3回程度、県内の老人介護施設を訪問、動物を間に挟んだ楽しい会話などのふれあい活動をすることで、言葉を発せない入所者が発せるようになるなど、その効果は絶大だという。「医療、福祉、教育において動物が及す影響はとても大きい。今後さらにこの効果を広めていく必要がある」と徳田社長は語る。診療のみに関わらず、常に動物業界全体の発展を見据え日々取り組む同社。「生きようとする動物」、「動物と共に生きる人」、「動物と人が暮らす社会」−。これら「3つ」のために今後も果敢に挑戦し続ける。
〒860-0811 熊本市本荘6-16-34 TEL096-363-0033 http://www.ryunosuke.co.jp
創業/1994年4月 設立/2008年1月 資本金/1000万円 事業内容/竜之介動物病院、九州動物学院、ベットリソートR-one、無線のクマデン運営 従業員数/65人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2012年2月29日発行分)の掲載内容です。