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Leaders 2013熊本のトップ群像

ピュア・サポートグループ  
 大浦 敬子  (おおうら けいこ)

  代表
プロフィール
熊本市出身、1962(昭和37)年5月1日生まれの50歳。熊本高校-久留米大学医学部87年卒業。94年熊本大学大学院医学研究科博士課程修了。90年医療法人社団大浦会旧熊本敬愛病院常勤勤務、94年(医)大浦会常務理事就任、99年熊本県老人保健施設協議会理事就任、2000年大浦会理事長に就任。03年傘下組織を「ピュア・サポートグループ」と総称し、その代表に就任。さらなる発展のため今年2月に小山姓から大浦姓に戻した
 高齢者の意欲を引き出す学校形式のデイサービスセンター「おとなの学校」。昨年5月には、当時の枝野経済産業大臣が南青山校(東京都港区)を視察し、介護サービスのあり方を大浦代表らと意見交換した。この際、披露したのが熊本の若手男性スタッフで結成した「エヴァンジェリスト(伝道師)」の授業。歌と踊りの躍動感ある授業スタイルは、大臣からも高評価を受けた。
 「おとなの学校」は、熊本でスタートして以来、熊本4校、首都圏4校、昨年は兵庫、大阪で2校と現在10校にまで増えてきた。「この春には鹿児島、広島、愛知、大阪など4、5校の開校が決まっている。他の地区でも計画があり、フランチャイズ(以降、FC)展開で、3年で50校という目標は達成できる」と自信を見せる。
 同グループではFC本部の拡充と教育の徹底を進める。「『おとなの学校』の本質は、『生きる喜びが溢れる場所が学校』であり、このコンセプトがぶれないように責任を持っていく。熊本のスタッフの意義は、それを身体で表現できること。FC校の関係者は必ず熊本へ来てこの本質を学んでもらう」と原点の体験を重視。
 「介護職を『かっこいい』と感じてもらい、若い人から人気の職業にしたい。エヴァンジェリストもその取り組みの一つ」と語る大浦代表。「熊本で生まれた『おとなの学校』を全国へさらに広げていく。高齢者を元気にすることで、日本も元気にできる」と意欲的だ。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺4丁目52-44 グループコールセンター 0120-125253 http://www.ourakai.com
グループ法人・企業と事業内容/医療法人社団大浦会(「メディカルケアセンターファイン」、「介護老人保健施設おとなの学校本校」等)、社会福祉法人照敬会(ケアハウス「ゆいの家」、特別養護老人ホーム「八角堂」、母子生活支援施設「きらきら星レジデンス」)、汲ミまわりくらぶ(有料老人ホーム・小規模多機能型居宅介護)、泣Jロリ庵(配食サービス「おおうらさんちのおべんとう」)、NPO法人ここへおいでよ(保育、知育、学童事業)、泣Pアベース(総務業務・不動産管理、高齢者向け住宅)、鰍ィとなの学校(FC事業) 従業員/403人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2013年2月28日発行分)の掲載内容です。