�潟Vアーズホーム  
 丸本　文紀  （まるもと　ふみのり）

プロフィール

熊本市出身。1955年（昭和30年）5月8日生まれの58歳。済々黌高校ー中央大学商学部卒。89年4月不動産業のシアーズコーポレーション設立、93年住宅建設への進出を機に「シアーズホーム」に社名変更。2002年10月共同出資で�褐ｧ民百貨店を設立し、くまもと阪神社長に就任。3期6年務め退任。公益財団法人オイスカ熊本県支部長などを兼務。趣味は読書と仕事。座右の銘は「全力投球」

福岡戦略を強化し、住宅産業で九州No.1を目指す

　「今年７月、久留米市の住宅展示場に桧家住宅ブランドを出展する。久留米は２カ所目で、年内に福岡市の香椎浜の展示場にも出していく」と丸本社長。「福岡３店舗体制になれば、グループ売上高１００億円にも手が届く。桧家住宅でさらに２店舗ほど展示場に出展した後は、シアーズブランドの住宅で福岡進出する」と福岡での成長戦略を描く。
　熊本では、新築住宅はもちろん介護事業やソーラー事業への参入、昨年10月の住宅リフォーム専門店jobs（ジョブズ）のオープンなど住宅産業を中心にその周辺産業にも事業領域を拡大している。「循環型の息の長いワンストップサービスを実現し、未来永続的な総合住宅サービス産業の体制を整えていく」と県外に拡大できる新たなビジネスモデルの確立を進める。事業エリアも「福岡の次は鹿児島」と九州新幹線沿いに拠点を広げていきたい考え。
　�鰍ﾜちづくり熊本、熊本城桜の馬場リテール�鰍ﾌ社長として開発を進めてきた「城彩苑桜の小路」。「今年４年目を迎え、県外や海外からの団体客、観光客が非常に増加している。魅力ある施設としてさらに磨きをかけていきたい」と中心市街地活性化に情熱を注ぐ。
　創業25年を迎えたシアーズグループ。「企業の成長を支えるのは人材の成長にある。人材の確保と育成に努め、住宅産業で九州ＮＯ.１を目指す」と次のステージを見据える。