�汲bＯＺＹ  
 矢野 由理亜  （やの　ゆりあ）

プロフィール

合志市出身、1970（昭和45）年３月19日生まれ、45歳。熊本商業高校卒。エクステリア、造園会社勤務を経て、2005（平成17）年3月�汲bＯＺＹ設立。一級造園施工管理技士。現在、本社・武蔵ヶ丘店と14年3月に開設した江津店（熊本市東区江津2丁目）の2店舗で営業

リガーデン事業を強みに福岡出店を計画

　個人住宅の新築物件における外構・エクステリア関連業務や既存住宅の庭を造り変えるリガーデン事業、そして店舗・事業所向けのガーデンプランニング、ビルの屋上緑化などが事業の柱。樹木を使い、自然の景色の中に家があるような、四季を楽しめる心地よい庭づくりをコンセプトに、家を包みこむ暮らしの空間として“庭という部屋”を提案している。
　とりわけ既存住宅の庭を、現在のライフスタイルに合わせて造り替え、新たな命を吹き込むリガーデン事業は、その表情豊かな庭づくりにファンも多く、施主自らが直接来店し、施工を依頼するケースがほとんどだという。こうした施主のこだわりに応え、生活の導線上に庭があるような優れた機能性と、自然の樹木を中心に、鉄製の門扉やパーゴラ、ステンドグラスなどオリジナルの造作アイテムによって庭の表情を変える繊細なデザイン性は業界でも高い評価を受け、売り上げの約45％を占める主力業務に成長した。
　今年３月で会社設立から満10年を迎える同社は、２年以内をめどに福岡への出店を計画、得意分野であるリガーデン事業を強化する。「若い社員も育ちつつあり、福岡へ出店し、事業を拡大したい。そのためにも、さらに人材育成に力を入れる」と矢野社長。会社を担う自覚を促し、次の10年に向けた新たな取り組みを具現化する。