熊本県民テレビ  
 片岡　朋章  （かたおか　ともあき）

プロフィール

東京都出身。1951年7月7日生まれの64歳。東京大学文学部社会学科卒。76年日本テレビ放送網入社。報道部、番組海外販売などを経て秘書部長、技術統括局総務兼放送技術センター長、執行役員メディア戦略局長兼ＩＴ推進センター長などを歴任、特に局のデジタル放送開始時には技術系のリーダーも務めた。12年取締役執行役員技術統括局担当を経て13年7月から現職

11月竣工目指し新本社屋建設着々と

　「阿蘇や熊本城など熊本の強みは沢山あるが、実は関東などから見たらイメージの強烈さは“女子ゴルフ王国”です」と歴代のトッププロを輩出してきた熊本の地域特性をもっと官民挙げてアピールすべきだと訴える。同社が全国放送する女子プロゴルフトーナメントも今年で29回目。「バンテリンレディス」は４月15日から３日間、熊本空港カントリークラブを舞台に熱戦が繰り広げられる。
　年間視聴率で６年連続の三冠王獲得。さらに８年連続の年度三冠王も目前だ。日テレの好調さに加え、「テレビタミン」も強さをキープ、３月31日より放送20年目に突入する。イベントでは４月に第１００回記念二科展、プロ野球公式戦（巨人対中日）、８月には「夏まちランド」、そして10月には「夢まちランド」と県内最大級の市街地活性化イベントの開催を予定している。
　今年11月には中央区大江に建設中の新社屋も竣工する。その後、テストを重ね、来年夏ごろに本放送を開始する計画だ。日テレ系で共同開発した放送設備更新の第一号となるので注目度が高い。「文教地区という環境で、その開放的かつ和モダンなデザインは、うまくマッチすると思う」と設計の意図を語る。
　来年は開局35周年。「視聴者目線で原点を見つめ直し、上質な番組作りを目指したい」と気を引き締める。