みゆきの里  
 富島 三貴  （とみしま　みき）

プロフィール

熊本市出身、熊本高校-明治大学法学部卒。84年リクルート入社、92年みゆきの里・医療法人博光会常務理事、94年同理事長。2013年２月みゆきの里会長就任

「みゆきホリスティック ライフ プロモーション」モデル事業を展開

　創業以来、“健康長寿のまちづくり”の拠点を目指し、保健・医療・福祉の有機的な連携を推進してきたみゆきの里。「在宅」や「食」に加え、近年では「コミュニティヘルス」というビジョンを掲げている。今年度からは済生会鹿児島県支部長の吉田紀子医学博士を顧問に迎え「みゆきホリスティックライフプロモーション」モデル事業を具体的にスタートした。これは地域の方々の健康寿命を延ばし、自助力を高め、互助の精神を滋養し、さらには「地域づくり力」を育むという全人的健康増進プログラム（ヨガ理論を用いたＱＯＬの向上と予防）で、みゆきの里の特徴である「アロマ・鍼灸・健康食」を織り込んだ内容。「ささえりあ平成」管区を中心とした住民を対象に講座を提供している。
　昨年11月には、みゆきの里内にあった５つの在宅系事業所を南区江越２丁目に集約し在宅総合支援センターを開設、情報共有やサービス体制の強化を図っている。「ここでも自助力、互助力、地域づくり力のコミュニティシップが試される」と施設員の高いチーム力に期待が掛かる。
　医福食農連携の視点から農業現場への取組を始めた「みゆきの里健康ファーム」では、レモングラスなどハーブ栽培を主にスタートしている。社会福祉のリーディングカンパニー・みゆきの里の様々な取り組みは、新たな「生き方のモデル」としても注目を集めそうだ。