トップ Leaders 熊本のトップ群像 特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院
Leaders 2016熊本のトップ群像

特定医療法人成仁会 くまもと成仁病院  
 上原 昌哉  (うえはらまさや)

  理事長兼院長
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長後列左から米村俊秋事務長、矢野メリ子専務理事、二口稔副院長、中尾誠也副院長
前列左から池井聰総院長、上原昌哉理事長兼院長、田上洋行会長後列左から米村俊秋事務長、矢野メリ子専務理事、二口稔副院長、中尾誠也副院長
プロフィール
上原昌哉院長/1957年12月28日生まれ。1987年に熊本大学医学部を卒業後、熊本大学医学部代謝内科助手、熊本市医師会熊本地域医療センター代謝内科医長を経て、2004年4月、くまもと成仁病院院長に就任。現在に至る。日本糖尿病学会認定医、日本内科学会認定内科医、日本内分泌学会内分泌代謝内科専門医、認定産業医、健康スポーツ認定医、介護支援専門員
よりよい診療環境の提供目指し管理者研修を実施
 特定医療法人成仁会くまもと成仁病院(上原昌哉理事長)では、109人中96人の職員が参加し、今年1月に管理者研修を実施した。部署や役職の枠を超え、病院運営についての現状や課題点について、互いに情報を共有する機会として毎年開いているもので、診療報酬の改定など、これからの医療関連法の改正が進む中、患者様にとってのよりよい診療環境の提供を検討する上でも、また管理者にとっては医療業界の現状と今後について理解する場となっている。
 上原昌哉理事長は「普段は院内の各部署毎での仕事に従事している職員にとって、病院運営を横断的に理解する貴重な機会になっています。一方でリーダーシップの養成も大きな目的の一つで、管理職としての心構えといった、自己啓発を促すセミナーも実施しています」と研修の意義について語った。
 高齢者の社会的入院が問題となっている中、厚生労働省では、療養病床の再編の動きが進んでいる。くまもと成仁病院では、そうした医療再編の流れに合わせ、昨年回復期リハビリテーション病棟の施設基準を3から2へとレベルアップし、在宅復帰率の向上に向けた医療サービスの向上を目指している。「平成30年度に向け、医療・介護報酬の同時改定が予定されており、当病院としても地域との連携、退院支援、医師・看護師などの人材確保と質の向上に向けた取り組みをスタートしたい」最後に抱負を語った。
〒861-8041 熊本市東区戸島2-3-15 TEL096(380)7011 http://www.seijinkai-net.jp
設立/昭和52年3月 職員/485人 診療科目/内科、糖尿病内科、代謝内科、内分泌内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、リハビリテーション科、神経内科、放射線科、歯科 ベッド数/222床 一般病棟37床、回復期リハビリ病棟45床、医療療養病棟98床、介護療養病棟42床 関連事業/介護老人保健施設平成唯仁館・居宅総合支援センター(訪問看護、訪問リハビリ、訪問介護、通所リハビリ、居宅介護支援事業所、通所型介護予防、熊本市高齢者支援センターささえりあ託麻)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。