ＴＡＫＡＳＵＧＩ��  
 平島 孝典  （ひらしま　たかのり）

九州ＮＯ．１の住宅メーカーを目指す

　「家を建てた後のアフターメンテナンスを含めた生涯のお付き合いで、お客さまの笑顔を作るのが当社の使命だ」。平島社長は、経営ビジョンをこう語る。同社は２０１５年、会社設立後初めて企業理念を「感動をお客様とともに」へ変更。また、５カ年の中期経営計画をスタートさせ、19年度に年商80億、社員数１２０人を見込んでいる。
　熊本・福岡・久留米を営業エリアに宅地分譲や注文住宅、リフォーム事業で年商58億円、年間２１０棟の地場有数の住宅メーカーに成長を遂げた同社。ここ数年は社員を１００人強に増やし事業スピードを加速しているが、平島社長は「来年の消費税増税を見据え、社内教育を含めた内部体制の強化も急務だ」と表情を緩めない。同社では明確な企業理念のもと、近年では「環境と健康に優しい住まいづくり」を住宅コンセプトに、一昨年には新機軸の「ハウスガードシステムの家」を発表。同住宅は、高い防腐・防蟻効果を長期間に渡って持続させる国産無垢材「緑の柱」を住宅部材に使い、新築時の耐震性能を保ち続ける住宅システムで、同社の理念である“顧客に感動を与える”住まいを提供している。
　「棟数や売上だけに捉われず、顧客満足度を最大限に高めた住まいを提供し、中期目標の達成、そして九州ＮＯ.１の住宅メーカーを目指す」。平島社長は力強く締めくくった。