�潟�ネザワ  
 米澤　房朝  （よねざわ　ふさとも）

プロフィール

合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、72歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は｢冬来たりなば、春遠からじ｣。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある

品質にこだわり、地域に合った店づくりを展開

　昨年、創業精神を表現する本店でありたいと改装リニューアルオープンした�潟�ネザワ、品質にこだわり、技術が売りの眼鏡専門店として地域密着で事業に取り組み続けている。「本店は各店にない商品とサービスを揃えたオールマイティな店舗でありたい」と米澤社長は話す。子ども用眼鏡の品揃えや経験豊富な人材の配置など、眼に関する専門的な相談にも随時対応できる体制を整えている。
　総合的な店舗機能で各店を支援し、モデルとなる本店があるからこそ、全国チェーンの店には真似することができない「地域に合った店づくり」の徹底にヨネザワ各店が集中できる秘密があると言えるだろう。
　今後の事業展開について米澤社長は、「これまで通り、“小さく、狭く、濃く、深く”の信念を基に小商圏に着眼し、地域への目配りとおもいやりを大切にしながら各県における市場占拠率アップを目指していきたい」と述べる。今年は長崎、福岡への店舗出店を強化していくと意欲を見せる。
　また、低価格競争が進む同業界だが、品質にこだわったブランド戦略にも注力しており、国内最大の眼鏡産地、福井県鯖江市産の眼鏡専門店「さばえめがね館」を鹿児島市に出店。今後九州で２号店、３号店を展開していく計画だ。「熊本でも市街地再開発が進む中、出店を考えたい」と一歩一歩着実な成長を目指していく。