丸光ホールディングス��  
 山田　浩之  （やまだ　こうじ）

プロフィール

1967（昭和42）年1月19日生まれの49歳。玉名市出身。玉名高校ー日本大学法学部卒。経営コンサルタント会社�鞄�本エル・シー・エー勤務を経て、1995年学習塾経営のサクセスリンク�鰍�設立。2004年丸光グループ社長に就任し現在、グループ10社を束ねる。趣味は社会活動で、オイスカ熊本県推進協議会事務局長、ＮＰＯ法人くまもと温暖化対策センター副理事長、玉名大俵まつり実行委員長、新玉名駅利活用協議会会長など公職多数

“南関町創生”の切り札、“バンブーフロンティア構想プロジェクト”が始動！

　建設業など10社で組織する丸光グループの経営統括会社・丸光ホールディングス�鰍ﾆ�潟^ケックス・ラボ（大阪府）が主体で構想を練っていた巨大プロジェクトが、いよいよ動き出す。
　「バンブーフロンティア構想」と銘打たれた本事業は、県北を中心に広域から集めた竹や林地残材、バークといった未利用資源を有効活用し、「南関モデル」と呼ばれる地域循環経済のモデルを確立させ、「一億総活躍社会」実現に向けて、しごと創生、まちづくりを展開するストーリーだ。昨年には丸光ＨＤを軸に地元企業が出資しバンブーフロンティア�梶Aバンブーエナジー�梶Aバンブーマテリアル�鰍ﾌ３社を設立。マテリアルは来年４月の稼働を目指し、南関町下坂下に取得した１万５千坪の用地に竹の機能性を生かした建築用新建材の製造工場を建設する。同工場ではフロンティアが調達した竹とバークを融合させ、高強度と不燃性を付加した新素材商品「ナンカンボード」や建築構造材「ＢａｍＷｏｏｄ」を製造し、国内の住宅市場へ売り込むほか、竹の表皮から工業用製剤も作る。バンブーエナジーは竹チップやバークを主原料に発電事業を行う。これら一連の事業で約１００人を新規雇用し、総投資額は今後３年間で50億円に達するという。
　佐藤安彦南関町長は「近年さかんに叫ばれている地方創生のモデルを南関町から全国へ発信したい」と全面的に支援していく構えで、２０１６年は山田社長の人生をかけた社会貢献型の地域プロジェクトの幕開けだ。