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Leaders 2016熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、54歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年潟Gイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東営業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」
桜町再開発、9月着工へ大詰め
 解体工事が進む桜町再開発事業では、東西両工区とも施工予定者を大成建設に決定し、基本協定を締結。今後は、熊本市へ事業計画の変更、権利変換計画の変更を申請、認可を取り付け、9月の着工、18年秋の完成を目指す。組織体制では、新施設の誕生を睨み、ビル、プロパティ、タウンマネージメント(3M)の見地から先端的運営ノウハウを学ぶため東京・大阪の商業施設などで出向研修中。将来的にはそのコアとなるプロの人材の招へいも考えている。
 食堂・売店事業では、昨年6月「いきなりステーキ」を熊本空港に開店、さらにイオンモール筑紫野店、高速道宮原サービスエリア下り店と相次いで出店、また、熊本空港売店の改装や国際線ターミナルの喫茶店リニューアルを予定している。
 バス事業では、昨年10月に路線バスと貸切バス事業を統合、効率的な運用を目指しており、都市圏路線バス網では宇土・松橋方面、菊陽・大津方面の路線を再編、「持続可能なバス路線」への転換を進めている。
 旅行事業では、熊本空港発着の海外旅行やチャーター企画を強化し、ロープウェー事業では、阿蘇山の規制もレベル2にダウンし「スーパーリング」の営業を再開、火山灰フィギュアも売れ行き絶好調だ。航空代理店業では香港への直行便就航で香港航空の空港地上業務の委託も受けている。
 「桜町再開発事業の事業計画変更が認可される5月頃には商業施設等の概要が固まりそうだ」といよいよ大詰めを迎えている。
〒860-0804 熊本市中央区辛島町5-1 TEL096(325)8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※九州産業交通ホールディングス鰍フ下、九州産交バス梶F旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム梶F旅行業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク梶Fバスターミナル事業、九州産交リテール梶Fレストラン・売店事業の4社が事業展開。 資本金/10億6500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高234億円(2015年9月期グループ連結)
従業員数/1,736人(グループ全体)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。