（学）尚絅学園 尚絅大学   
 森　正人  （もり　まさと）

プロフィール

鹿児島県出身。1948（昭和23）年9月生まれ、67歳。熊本大学法文学部文学科卒業ー東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学博士課程を経て、愛知県立大学文学部助教授、熊本大学文学部助教授、同大文学部教授、同大文学部長、同大附属図書館長などを歴任。2015年4月から尚絅大学・尚絅大学短期大学部学長。熊本大学名誉教授。専門分野は日本文学

研究成果を活かして地域に貢献

　「尚絅学園は女子総合学園として地域に支えられ、成長してきた歴史がある。学生の大半は県内出身で、地元に人材を輩出してきたが、これからは大学が持っている研究成果を積極的に発信し、地域に貢献したい」と語るのは森正人学長。昨年４月に就任した。
　同じく昨年４月、地域連携の窓口として設置された地域連携推進センター。同センターは子育て研究センター、食育研究センター、ボランティア支援センターの教育・研究成果を地域に結びつける役割を担い、同大が持つ知的資源を有効活用することで地域への貢献を目指している。昨年は菊陽町、合志市と包括連携協定を締結。教員と学生が両自治体の事業に参画し、恊働が進みつつある。
　また、今年４月には楡木キャンパスの名称を武蔵ヶ丘キャンパスに変更する。同キャンパスは、熊本市北区と菊陽町に跨っており、所在地住所も菊陽町に変更。さらに、同キャンパス内にある附属幼稚園は４月から幼保連携型認定こども園への移行を目指しており、園舎増築などの準備を進めている。
　森学長は「建学の精神や理念、教育目標などを整理し、来年度には学園全体で一貫したグランドデザインを策定する。『尚絅らしさ』を再発見するとともに、新たな教育プログラムの導入に向け準備を進めたい」と意気込んでいる。