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崇城大学  
 中山 峰男  (なかやま みねお)

  学長
第二回崇城大学ビジネスプランコンテストの優勝者と記念写真に応じる中山峰男学長(写真中央)
第二回崇城大学ビジネスプランコンテストの優勝者と記念写真に応じる中山峰男学長(写真中央)
プロフィール
1947年9月22日生まれの68歳。済々黌高校ー熊本大学工学部卒。趣味はゴルフ。71年積水化学工業入社。80年4月に(学)君が淵学園に入り、89年法人課長、93年熊本工業大学附属情報技術専門学校校長(現崇城大学専門学校)、97年法人局長、03年(学)君が淵学園理事に就任。03年12月1日(学)君が淵学園理事長、崇城大学学長、(学)文徳学園理事長就任
起業家教育通じ、世の中を生き抜く気概を育てる
 「大企業、公務員志向が根強く、仕事に安定性を求める価値観が強いですね。ただ大手企業といえども、今の時代決して安泰と言えません。チャンスに挑む気概が若者には必要です」と語る中山峰男崇城大学学長。同大学では、とかく安定志向に偏りがちな学生に、夢や希望を持って、これからの世の中を生き抜く強さが必須であるとの考えから、全国に先駆けベンチャー起業論の講座を開設。また昨年10月には、熊本に投資を呼び込む狙いでサンフランシスコにオフィスを開設した。一昨年発足した起業部は全国レベルのビジネスプランコンテストに多数入賞し、シリコンバレー人材派遣プログラムに11名選出されるなど、着実な成果を見せはじめている。今年の1月には、県と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との共催で、全国で最大規模のビジネスプランコンテストを開催。中山学長の「熊本をベンチャーの集積地に」との思いが、実を結びつつある。「現在日本各地で、学生対象のビジネスプランコンテストが盛んに開催され、プレゼンの内容も年々レベルアップしています。他大学に先立ち起業家支援教育を取り入れてきた当大学の一層の教育レベル向上を目指し、MBAの開設も視野に入れたより高い起業家教育を目指していきたい」と最後に語った。
〒860-0082 熊本市西区池田4丁目22-1 TEL096(326)3111(代表)
設立/昭和24年4月電気・電波学校創立、昭和42年熊本工業大学設立、平成12年熊本工業大学から「崇城大学」に名称変更 学部構成/工学部5学科、芸術学部2学科、情報学部1学科、生物生命学部2学科、薬学部1学科、大学院工学研究科博士後期課程6専攻、修士課程7専攻 大学院芸術研究科博士後期課程1専攻、修士課程2専攻 大学院薬学研究科博士課程1専攻 学生数/約3500人 関連機関/DDS(Drug Delivery System)研究所、エネルギーエレクトロニクス研究所、応用微生物研究所、衝撃先端技術研究センター、空港キャンパス、崇城大学専門学校、崇城大学ギャラリー
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。