Leaders 2005熊本のトップ群像

光進建設  
 中園俊介社長・井上弘太郎副社長  (ナカゾノシュンスケ・イノウエコウタロウ)

  社長・副社長
プロフィール
 中園俊介  なかぞのしゅんすけ 光進建設 社長 代表取締役社長球磨郡球磨村出身、1941(昭和16)年11月3日生まれ、63歳。大阪高等学卒。65年光進建設入社、85年に取締役副社長、93年に代表取締役副社長を経て2003年6月現職 
 井上 弘太郎  いのうえ こうたろう 取締役副社長 球磨郡多良木町出身、1959(昭和34)年7月24日生まれ、45歳。九州東海大学工学部建築学科卒。88年5月光進建設入社。93年に取締役、97年に常務取締役を経て01年取締役副社長。
誠意と技術でオールマイティーに対応
厳しい受注環境の中、今期売上高は対前年比約50%増で推移し、内7割以上が民間受注を示す光進建設梶B要因に「首尾一貫、誠意を持った仕事にあたり、お客さまから得た信頼が形となった」と中園社長。創業以来、40年以上井上太喜郎会長と共に同社を支え「顧客第一主義」を徹底してきた。「それが基盤となりながら、顧客ニーズに応えられる技術を備えていることも大きいですね」と井上副社長が加える。それを裏付けるように、昨年同社が携わった流線型の新幹線水俣駅や、木造のパンタグラフ工法を用いた清和文楽邑の郷土料理館などは、最新の建築技術を用いており、くまもとアートポリス推進賞や国土交通省から安全に対する表彰も受けている。これらの技術力と経験を使い、公共・民間、建築物・土木工事の種類などを問わないオールマイティーな企業づくりを今後の方針として上げる。  ISOの導入や、電子入札への移行など、時代とともに新しいものが要求される建設業界において柔軟に対応してきた。今後主流になるであろうPFIに関しても「しっかりと勉強しながら、これまで培ったノウハウを生かし、満足いただけるご提案をしていきたい」と積極的な姿勢を見せる井上副社長。中園社長も、「若い力」に時代の先を読む先見性と対応力を期待する。「当社では、30代から40代前半が核となって働いている。会長が作り上げた創業の精神を継承しながら、当社が次のステップに進む環境作りを心掛けていきたい」と抱負を語る。混沌とする経済状況の中、同社はまさに古き良き流れを伝え、新しい力を作り出す歯車ががっちりとかみ合い、更なる飛躍に向かい進んでいく。 
8620935  熊本市御領228-1  TEL0963801231  http://www.kosin-k.co.jp

 

設立・創業/昭和396月 事業内容/総合建設業 売上高/49億円 従業員数/77人 出先/人吉支店のほか、植木町、球磨村、錦町、相良村、あさぎり町、多良木町、山江村の各営業所 関連会社/光進商事求E()光進堂・長崎日中交易・汲jIS

 

※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。