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熊本ホテルキャッスル   
 斉藤 隆士  (さいとう たかし)

  社長
プロフィール
1942(昭和17)年8月29日生まれの73歳。大分県竹田市出身。四川料理の第一人者・故陳建民氏に師事。建民氏が我が子・陳建一(料理の鉄人)を託した愛弟子の一人である。75年、33歳で新装なった熊本ホテルキャッスル「桃花源」の中国料理長となり、以来、本格四川料理の真髄は全国の中国料理業界に大きな影響を与えている。「自由民主党総裁賞」「日本食生活文化賞」「厚生大臣賞」「陳建民アカデミー賞」「現代の名工」「黄綬褒章」「旭日双光章」を受章するなど数多くの表彰を受けている。
開業以来1万4000組が挙式、親子3世代ウエディングも
 昨年は開業55周年、記念イベントでは2月にイタリア料理の巨匠・落合務シェフ、4月には中国料理界を代表する陳建一・建太郎父子による美食会(今年3月13日も)、そして9月には市川海老蔵を迎えて行った歌舞伎舞台の公演が大好評で、チケットは発売と同時に売り切れた。今年10月まで食関連のイベントを計画している。
 今、同社が最も力を入れているのが婚礼部門。この55年間で約1万4000組を超える結婚式が挙げられたが、昨年6月には、ついに親子3世代に亘る結婚式が催された。「キャッスルウエディングの歴史と伝統を守りながらも、新しいチャレンジを続け、県民の皆様に愛される地場資本のホテルとして頑張っていきたい」と地域での存在感、信頼の基盤を強調する。
 一方、宿泊は順調な伸びを見せ、特に台湾・香港・中国・タイなどを中心に外国人客が伸びている。東京五輪以降もこの傾向は続くと見ており、同ホテルでは中国語・韓国語の講座を8年前から設け、接客対応の要素として重要視している。 昨年末から、2階ロビーの絨毯を張替え、キャッスルホールの壁にアンティークな金属製の蔦の幾何学模様にし、同社の社章を施す予定だ。大宴会場のイメージも一新、新たなステージに挑む。
〒860-8565 熊本市中央区城東町4-2 TEL096(326)3311 http://www.hotel-castle.co.jp
設立/1960(昭和35)年4月20日 開業/1960(昭和35)年10月16日 資本金/9億6,000万円 事業内容/ホテル業、政府登録ホテル 
売上高/35億円 従業員数/212人 役員/代表取締役社長 斉藤隆士、専務取締役総支配人 横山雄治、常務取締役総料理長 川上洋信、取締役 與縄董、上野景昭、吉村浩平、長野和男、出田敬雄、古荘貴敏、本松賢、藤井章生、榎田孝明、久我彰登、秋岡廣宣、西村浩二、岩田憲二、常任監査役 安楽純一、監査役 甲斐 博、櫻井文夫(以上在熊役員)、顧問 水橋仁、調理顧問 善家繁、佐々良清
※この記事内容はくまもと経済3月号(2016年2月29日発行分)の掲載内容です。