弁護士法人 清水谷法律会計事務所  
 清水谷 洋樹  （しみずたに　ひろき）

プロフィール

熊本市出身、熊本県立熊本高校ー東京大学法学部卒業。東京大学在学中に旧司法試験合格。弁護士登録後、三井安田法律事務所（第二東京弁護士会所属）にて、金融法務に従事。平成15年、熊本での執務を開始。平成21年、清水谷法律会計事務所を設立。県弁護士会の委員長、副会長等を歴任。ＲＫＫラジオ「にわか法律相談所」（土曜日17時50分〜）に出演中。趣味はドライブ、旅行。熊本県弁護士会・南九州税理士会所属

法律会計事務所機能強化し、地域経済の発展に貢献

　弁護士と税理士が在籍し、法的助言だけでなく経営・税務面からも諸問題を解決へと導く清水谷法律会計事務所。昨年、明午橋通り沿いに建設した自社ビルに移転し、光が降り注ぐ明るく心地良い空間で相談者を迎えている。
　清水谷代表は熊本地震発生以降、「弁護士としての知識と経験を被災者のために役立てたい」と、プロボノで二重ローン問題対策に取り組む。大規模災害で災害前からの住宅ローン等の債務に苦しむ被災者を救済する制度である自然災害債務整理ガイドラインについて、「被災者の再スタートにとても有用な制度。ところが昨年末時点で制度の申し込みが県内で約５５０件と利用数が少ない。被災者に情報がいき届いていないのではないか」と危機感を募らせる。熊本県弁護士会の同ガイドラインプロジェクトチームでは関係機関と協力しながら周知活動や運用に関する協議を実施。清水谷代表もチームの一員として金融機関と協議を重ねる。
　他方で、顧問先企業等からは、地震の影響による建て替えやそれに伴う立ち退き交渉、資金調達など、不動産関係の相談も急増。自らも不動産経営者である清水谷代表に寄せられる信頼は厚く、法的助言のみならず経営コンサル的助言も含めて問い合わせが多い。今後は弁護士と税理士の増員を視野に入れ、県内唯一の法律会計事務所としてさらなる機能充実を図り地域経済に貢献していく考えだ。