トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本住宅建設協同組合
Leaders 2005熊本のトップ群像

熊本住宅建設協同組合  
 田尻久善  (タジリ ヒサヨシ)

  理事長
プロフィール
玉名郡天水町出身、1936年(昭和11年)12月2日生まれの68歳。県立熊本工業高校卒。25歳で建築業として独立、30歳で建築設計事務所を開設。85年(昭和60年)、大工、左官など住宅関連業者を組合員とする熊本初の事業協同組合「熊本住宅建設協同組合」を設立。趣味は株式分析、旅行  
高品質の100年住宅を安心価格で
 撮影場所の建築現場は、清々しいヒノキの香りに満ちていた。天然木100%の熊住協の住まいは、まず香りがいい。
 「どうです?いい香りでしょう。押入れの中から、床下の敷板一枚に至るまですべてヒノキ。壁は土壁、熊住協の自信作です」
 13・5p角の骨太柱に、厚さ30p超の二層構造の屋根、最高クラスの断熱効果を持つ土塗壁の外壁にペア硝子。ベタ基礎に立上がりは60pと、災害時には“避難シェルター”にもなる大空間の床下スペースを装備etc…熊住協では「2005年土壁住宅」と銘打った総ヒノキ造りの家を坪単価45万円で今年から売り出した。「この高品質で、この価格。他社は簡単にはできないはず」と田尻久善理事長は絶対の自信を持つ。発売以来、健康志向、天然素材志向を強める消費者の反応は上々だ。
 協同組合組織で無借金経営。新聞とテレビの広告と月1回開催する「住まいの勉強会」のみの広報活動で、営業マンは1人もいない。住宅展示場にも出展なし。「営業マンの人件費、住宅展示場の出展経費をかけない分、住宅の価格を抑えられる」と田尻理事長。こうしたユニークな組織と営業戦略で、スギ・ヒノキの天然材を使用した良質な住まいを安心の価格で提供してきた。組合設立20年で県内外での完工棟数は1800棟を超えた。
 「米松などの外材や集成材を使わないスギ・ヒノキ100%の住宅、プレカット加工しない伝統技術住宅、有害なベニアやクロス、屋根コロニアルを使わない内装天然材住宅、13・5p角柱使用の100年耐久住宅。これからも高品質・高耐久・安心価格の家を提供し続けます」と意欲を見せる。
8620950  熊本市水前寺4丁目544 TEL096(382)7878

 

設立/1985年(昭和60年)6月 出資金/280万円 事業内容/県産材を使用した在来工法による注文住宅の建築 ※今年夏、株式会社に組織変更を予定

 

 

※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。