ＴＡＫＡＳＵＧＩ��  
 平島孝典  （ひらしま　たかのり）

プロフィール

1950（昭和25）年1月23日生まれの67歳。福岡県久留米市出身。98年に熊本タカスギを設立。2008年、今後の事業展開へ向け、社名をＴＡＫＡＳＵＧＩ�鰍ﾉ変更。同年9月に久留米支店、2010年9月に福岡店を開設。趣味はゴルフ

住宅会社が先頭に立ち、熊本を元気に

　熊本・福岡・久留米の３拠点で、年間２００棟を手掛けるＴＡＫＡＳＵＧＩ。昨年は熊本地震を受け、「震災直後からお客さまのご自宅における屋根瓦や給湯器の復旧作業、また住宅の外壁や内装のクロス・サッシ補修などに取り掛かった。現在、被災家屋の補修関係では約７割が完了している」と平島社長は近況を説明する。震災による前期業績への影響はほぼ無かったものの、今期に関しては「着工・完成の遅れや顕著化している職人不足で最終的な売上は見えない部分もある」とする。また「中期経営計画の最終年にあたる２０１９年度の年商80億円の達成へ、人材育成に注力しながら、伸びしろの大きい福岡市場をさらに拡大していく」と今後の戦略を語る。
　２０１７年は、震災を機に「地震に強い」をテーマにしたカナディアン輸入住宅、さらには地震と高齢化に対応した平屋の商品の２つを開発し、モデルハウスも設置するという同社。平島社長は「従来からの”環境と健康に優しい住まいづくり“に”地震に強い“というコンセプトを加え、顧客ニーズを捉えた商品を市場へ投入していく」と成長ビジョンを示す。またこれから本格化していく熊本の震災復興へ向けては「我々住宅会社が県経済の先頭に立ち、復興需要を呼び込んで、熊本を元気にしていきたい」と力強く語った。