�潟eクサーブ  
 ��木　進  （たかぎ　すすむ）

プロフィール

1978年11月7日生まれの38歳。合志市出身。東海大学第二高校卒 業後、オーストラリアの「Russo（ロソー） institute」に１年間留学。趣 味は読書、ゴルフ、野球（スポーツ全般）。俳優・オダギリジョーのいとこ。 座右の銘は「努力は素質を上回り、気力は実力を超える」

グローバル企業として来年30周年、地域貢献にも意欲

　九州初となる半導体製造装置の総合サービス業として熊本市で誕生したテクサーブ。国内半導体業界の成長を背景に事業を拡大し、来年で創業30周年を迎える。同社は大手半導体や自動車関連企業を取引先に持ち、半導体装置の販売や40人を超えるエンジニア部隊による装置の保守・保全を含めたサービスの総合力が武器だ。大分と三重に営業所があり、アメリカやイギリスにも取引先を持つ。
　熊本から世界市場へ挑戦を続ける一方で、創業地の熊本に目を向けた経営姿勢も崩さない��木社長は、独自のビジョンでこう語る。「熊本には世界に誇れる技術やノウハウが豊富にある。それらが、例えば昨年発生した大地震の影響などで消えていくのは、大変寂しい。弊社が受け皿となり、そういった熊本の大切な財産を引き継ぎ成長させ、地場産業の発展に貢献したい」。
　また同社は去る１月31日、肥後銀行が取り扱う「学び舎応援私募債」１億円を発行。同私募債は、発行した企業が指定する県内学校に対し、同行が発行額０.２％相当額の教材などを寄贈するもので、今回は合志市立南ヶ丘小学校へ贈った。「グローバル展開を目指しつつも、地域に何らかの形で貢献することは一企業としての使命。今後もより熊本に根付いた事業活動を進めていきたい」。高木社長は笑顔で締めくくった。