�潟nウディ  
 富永 哲生  （とみなが てつお）

プロフィール

熊本市出身。1967（昭和42）年1月19日生まれの50歳。済々黌高校ー早稲田大学政治経済学部卒。伊藤忠商事�葛ﾎ務を経て、2001年ハウディに入社し管理部長就任。05年常務、08年専務、2011年7月から現職

地域における食のライフラインを支える企業として・・・

　熊本地震の発生で、「食」の社会的意義が大きくクローズアップされた２０１６年。ハウディでは「地域における食のライフラインを支える」を新たな経営方針に震災直後から業務を再開し、熊本復興を応援するポスターやパンフレットを制作するなど、地場経済の再生に全社挙げて取り組んだ。
　２０２０年までの中期経営計画では、病院・介護施設の高齢者市場を本格的に開拓していくほか、北部九州の新たなマーケット創出を成長ビジョンとして描く。２月末には約10億円を投じ、子会社のハウディ大分食品�鰍ﾌ新社屋が大分流通業務団地内に完成。旧本社の５倍の広さを確保し、高速インターに近い立地を生かした効率かつ広域的な物流体制を構築しながら当面は年商30億円を目指す。さらに今年８月17日には、震災で昨年中止した商品展示商談会を益城町のグランメッセ熊本で開き、例年通り２５００人以上を動員する食品メーカーと学校・病院給食、外食産業などをつなぐ大型イベントになりそうだ。
　来期には年商２００億円の突破を見込むハウディ。毎年25人前後の新卒採用をしながら組織の若返りも着々と進む。１月の新年会で社員に示される今年の英文字は「Ｔ」と発表され、富永社長は「それぞれが自分の設定した目標へ主体的に取り組んでほしい。社員の成長が会社の原動力だ」と、人材育成に今後も熱を入れていく。