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バンブーマテリアル   
 山田 浩之  (やまだ こうじ)

  社長
プロフィール
1967(昭和42)年1月19日生まれの50歳。玉名市出身。玉名高校ー日本 大学法学部卒。経営コンサルタント会社鞄本エル・シー・エー勤務を経て、 1995年学習塾経営のサクセスリンク鰍設立。2004年丸光グループ社 長に就任し現在、グループ10社を束ねる。趣味は社会活動で、オイスカ熊 本県推進協議会事務局長、 NPO法人くまもと温暖化対策センター副理事長、 玉名大俵まつり実行委員長、玉名商工会議所副会頭など公職多数

2017年1月30日、県庁に蒲島郁夫県知事を表敬訪問したバンブーマテリアルの関係者。前列左から川波弘福岡銀行取締役常務執行役員、山田社長、蒲島知事、佐藤安彦南関町長、竹下英熊本銀行頭取。後列は左から津留克也バンブーフロンティア社長(津留建設且ミ長)、丸本文紀バンブーエナジー社長(潟Vアーズホーム社長)、岡田久幸バンブーマテリアル取締役(潟^ケックス・ラボ社長
“南関町”発、地方創生を担う巨大プロジェクトがスタート!
 未利用資源である“竹”に着目した地域循環型のビジネスモデル「バンブーフロンティア事業」が、国の出資および地元銀行(熊本銀行・福岡銀行)による支援で熊本県南関町で動き出した。
 3年前から構想が練られていた同事業は、県北を中心に広域的に集められた竹や林地残材などの伐採・収集から製品化までを「バンブーフロンティア梶v「バンブーマテリアル梶v「バンブーエナジー梶vの3社で手掛け、九州を中心に広がる放置竹林といった「竹公害」を解決する地方創生型のビジネスだ。その中核となるマテリアル社の代表で、玉名市で建設業ほか10社を束ねる山田浩之氏(丸光グループ社長)は「弊社が日本で初めて確立させた先進モデルを通じ、“一億総活躍社会”の実現を目指す」と高い志を掲げる。計画では、南関町下坂下に取得した1万3千坪の用地に、フロンティア社が調達する年間5万トンの竹を素材とした高品質の住宅用新建材工場を建設。年内に操業し、国内の大手建材商社や地元住宅メーカーに売り込む。エナジー社は工場のエネルギーコスト削減を狙い、今後竹チップなどで発電を計画。これら一連の事業で120人を新規雇用し、総投資額は45億円を想定している。
 南関町も全面支援に乗り出した竹活用の巨大プロジェクト。我が国が直面する”人口減“にも歯止めをかける一大事業の確立へ、その動向は今、全国から脚光を浴びている。
〒861-0803 玉名郡南関町関町1236 TEL0968(76)3555 FAX0968(76)2162 http://bamboo-f.com
設立/2015年11月 資本金/8億円(2017年4月に増資) 事業内容/竹を原料とした建築資材の研究開発および製造販売など 関連会社/バンブーフロンティア梶i玉名郡南関町関町1236)、バンブーエナジー梶i玉名郡南関町関町1236)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。