岱明運輸 ��  
 福田　洋  （ふくだ　ひろし）

プロフィール

玉名市岱明町出身。1976年10月４日生まれ、40歳。東海大学付属第二高校ー九州東海大学卒。2006年岱明運輸入社。常務を経て12年社長。2015年玉名青年会議所理事長。趣味は車とバイク

「新玉名倉庫」が稼働、次世代型ロジスティクスの幕開け

　昨年で創業55年という運送会社としては県内有数の歴史を持つ岱明運輸。２０１７年は会社の歴史に新しい１ページが刻まれる節目の年となるだろう。
　同社は、国土交通大臣からの認可を受けた大型物流倉庫を玉名市下のＪＲ新玉名駅近くに開設、この２月から稼働させた。「新玉名倉庫」と銘打った県北最大級の物流拠点は２万４千�uの広大な敷地を持ち、全５区画で構成し、商品の入出庫や在庫管理を請け負う。また倉庫内は品質管理を徹底し、セキュリティや防災面も強化する。トラックは常時５〜10台を配備、社員５人前後が常駐するという。「当社３カ所目の物流倉庫だが、新玉名倉庫の稼働を弊社における倉庫事業の本格参入と位置付けている。また将来的には広い土地を有効活用する方針で、食品関係の冷蔵倉庫増設や緑地整備なども計画している。次世代型ロジスティクスとして、倉庫を運営していきたい」。福田社長は事業構想をこう語る。
　現社長の祖母にあたる故・福田ケイ氏が１９６１年にトラック２台で運送業を始めたのが岱明運輸の原点。ウーマンパワーで会社の礎が築かれ、２代目の現・福田孝臣会長を経て、福田洋社長に引き継がれた同社は、九州の中央に位置する大きなポテンシャルを持つ新玉名倉庫の稼働で、第３創業期がいよいよ幕を開ける。