Leaders 2005熊本のトップ群像

MICグループ  
 畑野裁彦  (はたの たつひこ)

  社長
葛繽Bプレシジョン玉名工場を背に立つ畑野裁寛専務(左、畑野裁彦社長の長男)と新谷雅弘専務(右)
葛繽Bプレシジョン玉名工場を背に立つ畑野裁寛専務(左、畑野裁彦社長の長男)と新谷雅弘専務(右)
プロフィール
熊本市中央街出身、1945年6月11日生まれの59歳。東海大学工学部卒。趣味は園芸、盆栽。好きな言葉は「美しきものありて人生また楽しからずや」。1982年に葛繽Bプレシジョン(KPC)」を設立して以来、「創造、希望、親和」の三柱を社是にMICグループとして全国展開。
技術・コスト・納期対応で、新領域開拓に挑む
 それぞれが高難度の超精密金属加工から装置の組み立てまでの一貫システムを持つ企業で構成するMIC(マシンアイランド)グループ。その名前には、「製造拠点を全国に展開し、日本列島を機械の島に…」―シリコンアイランドを支える「マシンアイランド」を掲げる畑野裁彦社長の夢が込められている。
 MICグループは半導体関連をメーン市場に、顧客ニーズに的確に応え着々と業容を拡大してきた。ハイテク関連装置を中心に、設計から部品加工・組立・制御・据付調整まで一貫して手がけ、グループの中心工場として位置づける葛繽Bプレシジョン(福岡県浮羽郡)を82年に設立したのを皮切りに、86年には「超鏡面研磨加工」などを手がけグループの精密部品加工を担う潟Pイ・エム・ケイ(下益城郡松橋町=現宇城市)を、91年には半導体製造装置の設計・加工・組立を手がける葛繽Bメカニクス(玉名市安楽寺)を設立している。
 同グループでは、それぞれに得意分野を持つ各社間での人、技術両面の連携を進め、コストダウンや短納期への適応力、新規分野への技術面の対応力を強化、主力の半導体関連事業の足場を固めると同時に、大手電気や食品メーカーなど新規顧客の開拓でも着々と実績を積んでいる。
 グローバル化する経済を背景に競争は国境を越え、生き残りを賭ける発注企業は、コスト、納期、技術の各面で要求レベルを強めている。逆説的に言えば、そうした環境こそがMICグループのさらなる成長を引き出す可能性を秘めている、とも言えそうである。 
※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。