Leaders 2017熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 米澤 房朝  (よねざわ ふさとも)

  社長
プロフィール
合志市出身、1944(昭和19)年2月1日生まれ、73歳。鎮西高校卒。趣味は仕事。座右の銘は「冬来たりなば、春遠からじ」。何事にも良い時とそうでない時がある。前向きに考えながらも、良い時に有頂天にならず、また冬があるということも忘れてはいけない。自分に対する応援の言葉であり、戒めの言葉でもある
本当の眼鏡の良さを伝えていきたい
「熊本地震の直後、日頃お使いの眼鏡が壊れて多くの方々がお困りだろうと思い、店内のショーケースが壊れていても出来るだけ早く営業を再開し、修理に徹してきました」と震災時を振り返る米澤社長。県内11店舗が一時的に営業できない状況となったなか、同社は地域に安心感を届けたいという思いから全店舗で照明だけは灯し続ける対応を取った。
 今年11月には、ビル再建により仮店舗営業中の下通店がリニューアルオープンを予定している。これを機に震災から全店が通常営業に戻る。「本店に次いで大きい下通店、熊本でもにぎやかなエリアに位置している。この活気を将来まで長くつなげ、生かせるような、より良い店舗づくりこそ熊本の復興における我々の役目」と復旧・復興への思いを話す。 また、事業展開においては、安全・安心の眼鏡やコンタクトレンズ、補聴器、福祉機器の専門店として「小さく、狭く、濃く、深く」地域密着で着実に前進し続けている。
 昨年10月には長崎市に「さばえめがね館」をオープンし、鹿児島店に続く九州で2店舗目の出店を実現した。眼鏡産地、福井県鯖江市の眼鏡づくりの技術の高さを知ることができる店舗として業界でも注目を集めている。米澤社長は「これからも本当の眼鏡の良さを伝えていきたい」と愛用の眼鏡を手に笑顔で語る。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38 TEL096-381-6606 http://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器等の販売 売上高/115億円 従業員数/883人 店舗数/171店舗(九州各県・山口県)関連会社/潟hウ.ヨネザワなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。