トップ Leaders 熊本のトップ群像 (学)銀杏学園 熊本保健科学大学
Leaders 2017熊本のトップ群像

(学)銀杏学園 熊本保健科学大学  
 ア元 達郎  (さきもと たつろう )

  学長
プロフィール
1945(昭和20)年1月28日生まれ72歳。鹿児島県出水市出身。大阪大学大学院工学研究科博士課程単位取得退学、73年熊本大学工学部講師、79年助教授、オハイオ州立大学客員助教授、84年教授、2002年工学部長、熊本大学長(第11代)、04年国立大学法人熊本大学長(初代)、10年放送大学熊本学習センター所長、15年4月から現職、専門は橋梁・構造工学、工学博士、熊本大学名誉教授
地域包括ケアシステムモデル構築を目指し研究センターを新設
 熊本保健科学大学では昨年12月に新しいアリーナの建設に着手した。同アリーナは同大学東側、JR西里駅側の隣接地に建設。構造は鉄骨造り2階建てで延べ床面積2562u、収容人数は約1600人を予定している。また学生の安全を考慮し、JR西里駅から同大学までの間に街路灯や歩道の設置、車道の拡幅なども行い、来年4月からの運用開始を予定している。崎元学長は「地域の皆さんのご協力のおかげで新設することができた。完成後は地域の皆さんにもご利用いただき、また福祉避難所としても利用したい」と新アリーナを地域貢献の“核”として位置づけている。
 また同大学では今年4月に、地域包括連携医療教育研究センターを開設、同センターでは「熊本市・合志市における健康増進と地域包括ケアシステムモデルの構築」をテーマに研究を行う。「本学は地域密着型の大学」と話す 
崎元学長は、「2025年には戦後のベビーブーマー世代が後期高齢者に達することから、国は医療・介護制度改革に着手し、地域包括ケアシステムの構築に動き始めています。当センターではこれまで培った地域との信頼関係を礎に”地域の高齢化“についての調査研究を行い、研究マインドと実践力を持つ医療人の育成を考えています」と、新たな時代に対応できる人材の育成に意欲を見せる。
〒861-5598 熊本市北区和泉町325 TEL 096(275)2111 FAX 096(245)3126 http://www.kumamoto-hsu.ac.jp
創立/1959(昭和34)年化血研衛生検査技師養成所として設立、1960(昭和35)年熊本医学技術専門学校と改称、1968(昭和43)年銀杏学園短期大学開学、2003(平成15年)熊本保健科学大学開学(保健科学部 衛生技術学科、看護学科)、2007(平成19)年保健科学部リハビリテーション学科増設、助産別科新設、2009(平成21)年大学院(修士課程)新設、キャリア教育研修センター開設、2011(平成23)年言語聴覚学専攻新設・衛生技術学科を医学検査学科に改称、2013(平成25)年作業療法学専攻を生活機能療法学専攻に名称変更。 学部構成/保健科学部(1学部3学科)医学検査学科 看護学科 リハビリテーション学科 理学療法学専攻・生活機能療法学専攻・言語聴覚学専攻 助産別科 大学院保健科学研究科保健科学専攻(修士課程) キャリア教育研修センター認定看護師教育課程 (脳卒中リハビリテーション看護分野・認知症看護分野) 学生数/1529人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。