日本ビルシス  
 宮崎 健太郎  （みやざき けんたろう）

プロフィール

熊本市出身、1983（昭和58）年9月9日生まれの33歳。県内の県立高校卒業後、18歳で福岡のビルメンテナンス業の会社に勤務し、23歳で創業。2009年に�鞄�本ビルシスとして法人化。趣味はゴルフとスキューバダイビング

顧客との強い信頼関係築き成長、安政町に本店開設

　総合ビルメンテナンス業の�鞄�本ビルシスは創業10周年を迎えた。
　「従業員２人、軽トラック１台でスタートした。当時のお客様の多くは現在も変わらずお付き合いいただいており、これも信頼を築いてきたおかげ」と宮崎社長は振り返る。当初は清掃業務のみだったが、クライアントからの要望に応える形で警備、建物維持管理、設備管理・工事など業務を広げ、現在は管理戸数２万戸、従業員約１９０人と成長を続けている。創業当初から休日・夜間の割増料金を設定していないことや、24時間メンテナンス対応体制を貫いていることが強みだ。本社２階にコールセンターを設け、原則30分以内の対応を図っている。また、清掃・設備・警備・維持管理を「Ｂシステム」としてパッケージ化し、請求書も１通にまとめることで取引先の経理業務負担も軽減されるなど好評だ。
　昨年11月には熊本市中央区安政町のＴＭ10ビル７階に営業の本部機能を本社から移す形で「本店」を開設。宮崎社長は「中心市街地のビルへの営業強化とクライアントの利便性向上、スタッフのモチベーションアップを図りたい。また、本社の総務部門から離すことで情報セキュリティの強化にもつながる」と狙いを説明する。　33歳の若きリーダーが率いて創業以来増収を続ける同社。今後の更なる成長を期待される。