不二高圧コンクリート��  
 岸川 健太郎  （きしかわ　けんたろう）

プロフィール

熊本市子飼本町出身、1959(昭和34)年12月
20日生まれ、57歳。東洋大学経営学部卒。82
年住友セメント��(現住友大阪セメント��)入社、
85年４月不二高圧コンクリート�鞄�社、90年
常務を経て98年11月に社長就任。趣味はス
キー、ゴルフ、テニスなど

多様なコンクリート二次製品の提供で震災からの早期復興を支援

　昨年の熊本地震による甚大な被害が熊本県下のインフラ（道路・河川・下水道・農地・林道）に生じました。また、家屋の被害が最大でしたが、宅地の地盤沈下や塀の崩壊も深刻な状況です。創業以来、コンクリート二次製品製造を営んでいますが、今回の震度７が２回と言う大地震による納入現場が気になりました。特に気がかりだったのが、宅地の擁壁でした。製品の最大高さが8.85ｍというゴールコンの施工現場は自宅の近くにありましたので、震災後直ぐに確認に出向きました。幸い被害もなく新築された幼稚園の校舎を守っていました。国土交通省が推奨している「ｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ」では、建設現場での生産性向上を大きなテーマとして掲げています。震災で活躍したドローン技術や遠隔操作で駆動するロボット重機などで脚光を浴びています。また、高品質と高寿命化並びに、建設技能者の担い手不足に対応出来る我々プレキャスト業界からの提案に大きな期待をされています。
　国土交通大臣認定擁壁のゴールコン（８〜９.５ｍ高さ）・ニューウォルコン�W型（大地震対応）、民間宅地向けのシキール（L型のフェンス基礎）など、創造的な震災復興用商品群も充実しています。これからも熊本県民の皆さんの生命と財産を守るため、必要不可欠なインフラ整備や魅力的な街づくりに貢献して行きたいと思います。