トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本県農業協同組合中央会(JA熊本中央会)
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熊本県農業協同組合中央会(JA熊本中央会)  
 小崎 憲一  (こざき けんいち)

  会長
プロフィール
宇土市出身、1948(昭和23)年2月10日生まれの69歳。2012年6月JA熊本うき組合長、14年12月JA熊本果実連副会長、15年JA熊本中央会副会長、JA熊本厚生連副会長、17年1月JA熊本うき会長、JA熊本中央会会長。経済連を除く共通会長制により、JA共済連熊本運営委員会会長、JA熊本厚生連会長、県JAバンク運営協議会議長を兼務する。趣味はスポーツ全般
震災復興や農業者所得増大などに「オール熊本」で挑む
 就農者の高齢化や担い手不足など、近年の農業およびJAグループ熊本を取り巻く環境は厳しい。昨年は大雪や熊本地震、阿蘇中岳の噴火、鳥インフルエンザ発生など様々な自然災害に見舞われた一年でもあった。
 このような中、1月30日付で小崎憲一会長が就任した。熊本地震からの復興や政府主導の農協改革に加え、トランプ大統領就任に伴い米国がTPPからの離脱表明と2国間交渉へと貿易政策を転換するなど、難しい課題を多く抱えた中での就任となったが、小崎会長は「大変なのは間違いないが『オール熊本』で挑みたい。まずは梅田穰前会長がこれまで取りんできたことを引き継いで実行するのが私の役目。震災からの復興には県と連携しながらしっかりと取り組んでいく」と語る。現在、JAグループ熊本では「農業者の所得増大」や「農業生産の拡大」、「地域の活性化」を重点実施事項に掲げて取り組んでおり「着実に進めるためには何事にもスピードを上げていくことが大事。生産者に営農指導員がタブレットPCなどを使って有益な情報を迅速に提供するのも一つの方法。農業所得の底上げにもつながる」と持論を展開する。昨年4月1日に開設した「担い手・法人サポートセンター」についても「近年大きな営農組織の法人化が相次いでおり、こういった動きに企画段階から関わって支援していくことで、JAグループと法人のつながりを深めていきたい」と意欲を語る。
〒860-0842 熊本市中央区南干反畑町2番3号 TEL 096(328)1000 http://www.ja-kumamoto.or.jp
設立/1954(昭和29)年12月 事業内容/県下JA・連合会の組織、事業および経営の指導、監査、教育および情報の提供など 役員/19人(会長・副会長・常務各1人、理事12人、監事4人) 職員数/42人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。