トップ Leaders 熊本のトップ群像 一般社団法人熊本県建設業協会
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一般社団法人熊本県建設業協会  
 橋口 光徳  (はしぐち みつのり)

  会長
プロフィール
(一社)熊本県建設業協会は熊本県内の建設業者713社で構成。経営の改善及び技術の向上、並びに安全対策の推進、人材の確保・育成事業などを通して建設業の健全な発展を目指しています。災害時の応急復旧活動など様々な社会貢献活動も推進しています。

熊本地震からの創造的復興を担う熊本県建設業協会の役員メンバー。
前例左から川口賢寛熊本支部長、前川浩志菊池支部長、坂田信介芦北支部長、橋口光徳会長、梨子木和秀舗装部会長、岩永一宏建築部会長、森光也阿蘇支部長後列左から松本千秋鹿本支部長代行、山口栄治人吉支部長、村倫博上益城支部長、山添雅彦天草支部長、土井建八代支部長、門田保則荒尾支部長、津留克也玉名支部長
英智結集し“オール熊本”で早期復興目指す
 熊本地震で被災した公共土木施設の復旧・復興工事が本格化する中、受注業者が決まらない入札不調・不落が急増している。背景にあるのは建設業界での人手不足と資機材不足。県内の建設業者713社をまとめる同協会の橋口会長は「現行制度の中では膨大な工事量に対応するのが難しい。一日も早い復興のためにも行政機関と連携を図って制度を改革し、受注環境を整えたい」と自らの役割を強調する。
 昨秋には復旧・復興工事を円滑に進めるために発受注者が一堂に会して対応策を考える「情報連絡会議」を開催。発注者側に工事量の発注時期の調整や平準化などを要請し、県内の発注情報の一元化や復興係数及び復興歩掛の導入を実現した。今年2月には@合冊入札など発注ロットの拡大A作業員や資機材が不足した場合の工期延長の柔軟対応B円滑な設計変更と提出書類の簡素化C県外業者が受注した場合のヒト・モノの県外調達の徹底D受注事業者の資金繰り支援―の5点を発注者側に重点要望し、復旧・復興工事の加速化に向けた受注環境の向上に努めている。「厳しい状況だが、地場企業としての使命感を持ち、英智を結集して復旧・復興工事の受注に対応したい」と橋口会長。今後もオール熊本による復旧・復興体制で、創造的復興の一翼を担っていく。
〒862-0976 熊本市中央区九品寺4-6-4 TEL 096(366)5111 FAX 096(363)1192 http://kumaken.or.jp
会員数/713社(2017年1月31日現在) 支部/14支部・部会 熊本、荒尾、玉名、鹿本、菊池、阿蘇、上益城、宇城、八代、人吉、芦北、天草、建築、舗装
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。