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西日本電信電話  
 上山 圭司  (うえやま けいじ)

  理事・熊本支店長
プロフィール
三重県出身、1964(昭和39)年11月生れの52歳。大阪府立大学大学院修了。90(平成2)年4月、日本電信電話公社(現NTT)入社、2000(平成12)年7月西日本電信電話渇c業部担当課長、03(平成15)年10月ブロードバンド推進本部BBアプリケーションサービス部担当部長、06(平成18)年サービスクリエーション部担当部長、13(平成25)年1月ビジネスデザイン部担当部長、同7月から現職
ICT(情報通信技術)で創造的復興に貢献
 通信設備に大きな被害が発生した熊本地震では、被災した通信ビルに別ルートを確保し3日間で通信がつながる状態に復旧した。また1万件近くの故障の申告にも、1日最大千人体制で対応し早期復旧を実現するなど、NTTグループ挙げての通信を守る迅速な対応は大いに評価を高めた。
 また熊本県、熊本市と進める「スマートひかりタウン熊本」プロジェクトは、「復興」をキーワードに加速させていく。震災直後から「ICT×くらし(安心・安全な生活)」の取組として「被災者生活再建支援システム」の活用による被災者の側面支援や仮設住宅でのコミュニティの醸成と健康増進に寄与するため県や椛謌鼡サ商と連携して仮設団地集会所「みんなの家」で「歌と健康サービス」を提供している。現在は被災した路面の状況を把握する「路面モニタリングシステム」や、水道の検針や漏水検知等を行う「スマート水道ネットワーク」のトライアルの検討も行っている。また「ICT×カルチャー(歌舞伎)」の取組として熊本地震の復興祈願イベントを、熊本県、NTT研究所、松竹鰍ニ共同で、3月11日・12日に県庁でNTTの最新技術を駆使した映像作品「歌舞伎シアターバーチャル座」を上映する。
 上山支店長は「より災害に強い通信ネットワークの構築や被災者に寄り添った安心・安全な生活の実現、次世代へ継承する観光復興や産業活性化など、単なる復旧にとどまらず、ICTを活用した創造的復興に貢献していく」と新たな地方創生をめざし、事業を進める。
〒860-8519 熊本市中央区桜町3番1号 TEL096(321)3250 http://www.ntt-west.co.jp/kumamoto/
設立/1999年7月 資本金/3,120億円(西日本電信電話梶j 事業内容/電話・専用・総合デジタル通信などの電気通信サービス
※この記事内容はくまもと経済3月号(2017年2月28日発行分)の掲載内容です。