レイメイ藤井  
 藤井章生  （ふじいあきお）

プロフィール

熊本市出身、1966年5月30日生まれの50歳。熊本高校ー早稲田大学商学部卒。旧日本長期信用銀行、西日本リース興発�葛ﾎ務を経て、2001年に�潟激Cメイ藤井入社、04年専務、06年9月に社長就任。趣味は音楽鑑賞。

新中期経営計画「ニューフォーメーション2019」

　書店の中に文具コーナーを併設するなど販売店の業態変化が著しく進む中で、文具製販事業が好調だ。昨年には超小型のカードサイズダイアリーとミニサイズのハンディ顕微鏡「petit（プチ）」が２０１６年度グッドデザイン賞を受賞、３年連続の受賞は文具メーカーとしての評価に繋がり業績にも反映されているようだ。また、１７年版ダイアリーの売上の一部を東日本震災や熊本地震の被災者への義援金として寄付する「震災復興応援プロジェクト」も実施している。
　洋紙部門は震災後厳しい状況だが、復興需要も本格的に動き始めており、事務機などのビジネスソリューションを中心に、オフィスサプライ、リテールサポートも今期から来期にかけ期待が持てそうな市況環境になってきているという。
　今期からは新中期経営計画「ニューフォーメーション２０１９」をスタート。「文字通り新しい陣形を意味しており、持ち株会社４社を事業部ごとに時代に即して新しい形に創り変えていく計画。前中期経営計画のＲＩＣのＩ（イノベーションマインド）は継続しながら、２０２０年の創業１３０周年までに新体制を構築したい」と介護用品のＫＳイズミや人材事業のスープルなど関連会社との連携を強化しながらも、次の新しい事業の柱を構築していく方針だ。