熊本中央信用金庫  
 沼田雄一  （ぬまたゆういち）

プロフィール

1957（昭和32）年2月24日生まれの60歳。八代郡氷川町（旧竜北町）出身。中央大学経済学部卒。80年熊本中央信用金庫入庫。94年本部営業統括部（現業務部）次長、97年新大江支店長、通町支店長、佐敷支店長、業務部長などを経て2004年に理事就任。12年3月専務理事、同6月から現職

3月11、12日に「くまもと県南フードバレーフェスタ」

　昨年発生した熊本地震直後から地域に寄り添った支援活動を続ける。ある支店では、被災した地元商店街のグループ補助金申請において、同店自らグループに入り書類を作成。商店街再興の思いを込めた手作り感あふれる書類に受付職員が感心されたという。また、東京の城南信用金庫からは、東日本大震災の被災地支援で活躍したトラックを譲り受け、益城町でのボランティア活動等を実施。これはほんの一例に過ぎず、救援物資・義援金等を通じて全国に根差す信用金庫の絆の強さ、有難みを再認識する出来事であった。
　昨年10月には、熊本復興の思いを込めて「第３回くまもと夢の物産市」を開催した。２日間で過去最高の約４万４千人の来場があり、出展事業者の売上拡大、認知度向上に貢献した。金庫職員も売場に立って出展企業の販促をサポートする等、伴走型の支援が特徴的である。個別商談会も併催し出展事業者の販路拡大につなげた。
　また、来る３月11・12日には、今回で３回目となる「くまもと県南フードバレーフェスタ」（約60出店）を花畑広場で開催する。熊本県が掲げる「県南フードバレー構想」に賛同し、県南の豊富な農林水産物や優れた６次化製品を多くの消費者に知ってもらう機会を提供するもので２年前から実施。地方創生ならびに県南地域の活性化の一助となることを期待している。