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熊本朝日放送  
 門垣 逸夫  (かどがき いつお)

  社長
熊本市二本木に建設中の新本社ビル屋上で
熊本市二本木に建設中の新本社ビル屋上で
プロフィール
熊本市内坪井町出身、1943(昭和18)年3月27日生まれ、61歳。熊本高校―九州大学法学部卒、67年朝日新聞社入社、87年政治部次長、91年浦和支局長、93年東京通信部長、95年編集局次長、96年文化企画局長、98年経営企画室長、2000年取締役出版・経営戦略・グループ政策等担当。03年6月熊本朝日放送専務就任、04年6月から社長。趣味はゴルフ。  
新社屋完成とデジタル化を、KAB飛躍のチャンスに
 5月末、熊本駅に近い二本木に念願の新社屋が完成する。デジタル機材と社屋建設合わせ総投資額は50億円を超える。「何より自前のスタジオを持てるのがうれしい。放送局にとってスタジオは制作の現場ですから。この“夢工場”に大いに期待しています」
 3階建て(一部4階)の新社屋に収まる1〜2階吹き抜けのスタジオの広さは現在の2・4倍。テナント本社の狭いスタジオで、遣り繰りしながら良質の番組づくりを続けてきたスタッフには何よりの贈り物だ。
 一昨年6月、朝日新聞本社の取締役から熊本朝日放送専務へ。そして昨年6月、新社屋建設、地上波デジタル化対応と、大変化の真っ只中でトップに就任した。「開局から15年は基礎固めの時代。これからはどう発展させていくかが問われる。新社屋の完成とデジタル化を、社員の意識改革、業務改革へと結びつけ、KAB飛躍のチャンスとしたい」
 高画質、双方向通信などデジタル化のメリットを、どう番組制作や営業収益に繋げていくか?各局とも地上波デジタル放送開始後のビジネスモデルはまだ霧の中。「地元とどう密着するか、地方から中央に情報をどう発信してゆくか…やはりこの両面が生き残りのカギ。テレビと通信の融合による“共生”、朝日新聞支局との連携の強化…幅広い可能性を探らなければ」とデジタル時代を睨む。
 話は変わるが、門垣社長自ら登場した自社CMが好評だった。「若い社員が『社長、出てください』と言ってきた。断る訳にもいかんでしょ」。聞くところによれば、「中途半端はいかん。やるなら徹底的にやれ」とハッパをかけたらしい。同社の若々しく自由闊達な社風が伝わってくるが、これもデジタル放送時代に必要なテレビ局のひとつの資質かもしれない。
8608516 熊本市花畑町1232 TEL096(359)1111

 

設立/昭和6312月 開局/平成元年10月 資本金/10億円 事業内容/民間放送事業(テレビジョン) 役員/取締役会長・山本博昭 代表取締役社長・門垣逸夫 代表取締役副社長・佐藤文範 常務取締役・清家 桂 取締役・ 橋昭三 植木 幹 監査役・野間口浩基 従業員数/72人(平成172月現在) 出先/東京支社、大阪支社、福岡支社

 

※この記事内容はくまもと経済3月号(2005年2月28日発行分)の掲載内容です。