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 小杉 康之  （こすぎ　やすゆき）

プロフィール

熊本市出身。1959（昭和34）年6月17日生まれの57歳。九州学院高校卒、九州学院経済交流会会長、趣味はゴルフ

『敏』をスローガンに『三つの目』で対応強化

　「昨年は例年と違い、熊本地震の震災対応に追われた一年でした。当社が管理する物件にも被害が出ましたが、震災復興再生部を立ち上げ、現在、工事等の発注はすべて済ませ、順次、復旧に取り組んでいます」と現状を説明する。
　熊本県の蒲島郁夫知事が掲げている「創造的復興」について、「まさに今年は復興元年です。私たちも全面的に協力していきます。そのためにも今年は『敏（びん』という言葉をスローガンにしました。グローバル化の時代はスピーディーさが求められます。何事にも敏感になり、敏速に動いていこうと全社員に訓示しました」と語る。
　加えて、三つの目を持つことの重要性を述べる。「一つは『鳥の目』です。空から見てどうなっているかを感じる。二つ目は『魚の目』で川の流れを見る。三つ目は『虫の目』で足元、つまり現場をよく見て判断していくことが大事です」と会社の経営に生かしていく姿勢を打ち出す。
　昨年11月には阿蘇コスギリゾート内に、日本を代表するショコラティエ・土屋公二さん監修のチョコレート専門店「ショコラトリーアソフォレ」もオープン。阿蘇の特産品を中心に県産品も利用し地域貢献を図る。「熊本で生まれ、育てていただいた企業として、地域密着で恩返ししていきます」と意気込みを話す。